...彼は自由を標榜している...
...その政党は平和を標榜した選挙戦を展開した...
...彼女は公正さを標榜し、その立場で仕事に取り組んでいる...
...この団体は環境保護を標榜している...
...公式の声明には、「社会正義を標榜する」という文言が含まれていた...
...兎に角何よりも先に「河童全体の利益」と云ふことを標榜してゐた政党だつたのです...
芥川龍之介 「河童」
...アメリカまた自由主義を標榜しつつ實質は大きく統制主義に飛躍しつつある...
石原莞爾 「新日本の進路」
...之が民主主義を標榜してゐる国に最も著しく現れてゐるといふことは甚だ意味深いことでなければならない...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「少数と多数」
...すなはち、一面においては、プロレタリヤの種々なる一國的鬪爭に對して、その國籍から獨立した、全プロレタリヤ階級の共通利益を指示し、標榜する...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...温泉の出ているということを標榜(ひょうぼう)して...
高浜虚子 「別府温泉」
...僕は自由人を標榜(ひょうぼう)して伊藤公暗殺――...
林不忘 「安重根」
...新を標榜する現代に於ても...
田山録弥 「現代と旋廻軸」
...反自然科学的な態度を標榜するブルジョア歴史学やブルジョア社会科学は...
戸坂潤 「科学論」
...それがもつイデオロギー性を自覚・標榜するかしないか...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...今まで自分は十八文を標榜(ひょうぼう)して...
中里介山 「大菩薩峠」
...十二貧乏を十七字に標榜(ひょうぼう)して...
夏目漱石 「虞美人草」
...かの写生文を標榜(ひょうぼう)する人々といえども単にわが特色を冥々裡(めいめいり)に識別すると云うまでで...
夏目漱石 「写生文」
...何しろそれは国家主義を標榜(ひょうぼう)したやかましい会でした...
夏目漱石 「私の個人主義」
...自ら客観主義を標榜(ひょうぼう)して...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...半獣主義を標榜する人に無理はわかっている...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...学問の書ではないということを標榜(ひょうぼう)して手を加えなかった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...多くは徳政を標榜して...
和辻哲郎 「鎖国」
...教外別伝不立文字(きょうげべつでんふりゅうもんじ)等の標榜によって禅宗を立てんとするものを排する論議中にも...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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