...彼は自由を標榜している...
...その政党は平和を標榜した選挙戦を展開した...
...彼女は公正さを標榜し、その立場で仕事に取り組んでいる...
...この団体は環境保護を標榜している...
...公式の声明には、「社会正義を標榜する」という文言が含まれていた...
...然れども之を作詩の中心とし本義として故らに標榜する所あるは...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...やはりその名の実をとって新婦人主義(フェミニズム)を標榜して貰いたい...
大杉栄 「獄中消息」
...温泉の出ているということを標榜(ひょうぼう)して...
高浜虚子 「別府温泉」
...無神無霊魂を標榜(ひょうぼう)した幸徳らこそ真の永生(えいせい)の信者である...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...そうでない新聞――自覚しても標榜しないか又は自覚も標榜もしない新聞――との二つに分けられる...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...その標榜する教育理想や教育方針の如何に拘らず...
戸坂潤 「辞典」
...それ自身には明確にファシズム・イデオロギーを標榜しないが...
戸坂潤 「読書法」
...人類愛を標榜する連中が...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...其の超然主義を標榜としたるの当時に於てすら...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...清国保全の旨義を標榜として国民同盟会を起したりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...およそレヴォルウションというレヴォルウションの味方を標榜するものであるが...
中井正一 「美学入門」
...思慮の周密(しゅうみつ)と弁別(べんべつ)の細緻(さいち)を標榜(ひょうぼう)する学者の所置としては...
夏目漱石 「学者と名誉」
...年来独逸(ドイツ)によつて標榜(へうばう)された軍国的精神なるものは既に敵国を動かし始めたのである...
夏目漱石 「点頭録」
...自分はこれらの主義を高く標榜(ひょうぼう)して路傍(ろぼう)の人の注意を惹(ひ)くほどに...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...風流女を標榜(ひょうぼう)している点が気に入らなくて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...京の人であることを標榜(ひょうぼう)していた王族の端くれのような人から教えられただけの稽古(けいこ)であったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...即ち遠征の真の目的として標榜せられている点は未だ達せられていないのである...
和辻哲郎 「鎖国」
...教外別伝不立文字(きょうげべつでんふりゅうもんじ)等の標榜によって禅宗を立てんとするものを排する論議中にも...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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