...彼は自由を標榜している...
...その政党は平和を標榜した選挙戦を展開した...
...彼女は公正さを標榜し、その立場で仕事に取り組んでいる...
...この団体は環境保護を標榜している...
...公式の声明には、「社会正義を標榜する」という文言が含まれていた...
...憲政党としては旧自由党時代から多年標榜してきた「地租軽減」の看板を下すことであるから...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...人間嫌いを標榜(ひょうぼう)する...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...今日のブルジョア民主主義を標榜する民主国と雖も民衆は決して政治的な支配力を有つとは云えないが...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...歴史的認識と云うものの標榜を媒介としている...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...而して之を標榜しない者の中には懷疑主義を否認して居る者もあるのである...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...殊に史學を標榜しては居るが...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...十二貧乏を十七字に標榜(ひょうぼう)して...
夏目漱石 「虞美人草」
...かの写生文を標榜(ひょうぼう)する人々といえども単にわが特色を冥々裡(めいめいり)に識別すると云うまでで...
夏目漱石 「写生文」
...そうすると余の標榜(ひょうぼう)する趣味の遺伝と云う新説もその論拠が少々薄弱になる...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...自分は軍国主義を標榜(へうばう)する独逸が...
夏目漱石 「点頭録」
...かく完全な模型を標榜(ひょうぼう)して...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...半獣主義を標榜する人に無理はわかっている...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...高利貸(アイス)退治と新派劇の保護を標榜(ひょうぼう)したのであったが...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...「困難な登攀」を標榜(ひょうぼう)する人たちでも...
松濤明 「山想う心」
...既に明かに悟道を標榜して居るのであります...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...標榜し区劃しようとする働きである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...妻の嫉妬(しっと)にあったことを標榜(ひょうぼう)しているようで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...だれよりも自分はまじめな人間であると標榜(ひょうぼう)している人が...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
便利!手書き漢字入力検索