...大野を日比谷公園の松本樓に待たせて置いて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...井桁樓(ゐげたろう)と敷島とを思ひ浮べて嚢中(なうちゆう)の無一文を苦しみ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...「井桁樓の廊下に並んでゐたやうな潰け樽の中だ」と...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...鐘樓と山門とを兼ねたる一種異樣の門を入りて...
大町桂月 「近藤重藏の富士山」
...二層の樓、東に面す...
大町桂月 「白河の七日」
...堂前一簇の旅店酒樓は...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...漫りに蜃氣樓をかまへ...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...北村益、橋本八右衞門、女鹿左織、内田與兵衞、大久保徳治郎、石橋源三郎、安並正晴、米田宇兵衞、南部興寧、福士協助、伊東嘉平、大久保忠一、夏堀源一郎、戸田利三郎、大蘆梧樓、關野重三郎、福田男兒、永井正三郎、浦山十五郎、伊藤富三郎、大島勝三、前田利貞諸氏、之に例の浦山老人も加はり、三本木の川崎氏も加はりて、盛宴開かれたり...
大町桂月 「十和田湖」
...筑波祠前に六箇の妓樓あり...
大町桂月 「春の筑波山」
...向側の妓樓にて、絲肉の聲、盛んに起る...
大町桂月 「春の筑波山」
...舊都再び駕を迎へ麟臺永く名を傳ふ春(はる)玉樓の花の色いさほし成りて南陽に琴書をまたも友とせむ望みは遂に空しきか...
土井晩翠 「天地有情」
...此の構造は外部は六間の二層樓なれども...
内藤湖南 「文溯閣の四庫全書」
...實際北京の正陽樓や小有天あたりで正式な支那料理を食ふなどは...
南部修太郎 「阿片の味」
...中心の望樓に立つて眺望すれば...
萩原朔太郎 「宿命」
...所謂瞭樓なるものにして...
原勝郎 「貢院の春」
...春夜の詩に歌管樓臺人寂寂...
原勝郎 「鞦韆考」
...雲に聳ゆる樓閣の少しとぎれたる處には...
森鴎外 「舞姫」
...彼は殆どいつも檣樓に棲つて...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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