...一度前囘に氷峰と共にのぼつたことがある高砂樓の客となつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...薄野(すすきの)遊廓の井桁樓の青くさい一室で...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...酒樓旅館をひかへて...
大町桂月 「東京の近郊」
...今鐘樓(しゆろう)に上り來て...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...他日歸りてわが故郷、又わが家妻、又わが屋、高き樓閣、此目もて親しく又も見なんとき、わが知らぬ人忽ちにわれの頭を斬り落せ、若し我れ弓を折り碎き炎々燃ゆる火の中に 215投ずることを爲さずんば――無效は風の如き弓...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ただちに彼の樓上にヘルメーアスは慇懃に...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...舊都再び駕を迎へ麟臺永く名を傳ふ春(はる)玉樓の花の色いさほし成りて南陽に琴書をまたも友とせむ望みは遂に空しきか...
土井晩翠 「天地有情」
...天地有情(うじやう)の夕まぐれわが驂鸞(さんらん)の夢さめて鳳樓いつか跡もなく花もにほひも夕月もうつゝは脆(もろ)き春の世や岑上(をのへ)の霞たちきりて縫へる仙女の綾ごろも袖にあらしはつらくとも「自然」の胸をゆるがして響く微妙の樂の聲その一音はこゝにあり...
土井晩翠 「天地有情」
...謝在杭・徐※・毛晉(汲古閣)・錢謙益(絳雲樓)などは互に珍書の收藏を誇つた...
内藤湖南 「支那目録學」
...此の構造は外部は六間の二層樓なれども...
内藤湖南 「文溯閣の四庫全書」
...行きて見るに是酒樓の門なり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...左右に大厦高樓を眺めてボートを走らすかと思へば...
長岡半太郎 「大阪といふところ」
...光、色、音、摩天樓、大群集、自動車、飛行機、ラヂオあらゆる現代的發明發見は茲に先取せられてゐる...
成瀬無極 「「トンネル」に就いて」
...中心の望樓に立つて眺望すれば...
萩原朔太郎 「宿命」
...鐵筋コンクリートの高樓や...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...師は白玉樓中にさりたまふ...
三好達治 「朝菜集」
...下つて徳川廣忠は子なきを患ひて此所に參籠祈願して家康を生んだといふので家光家綱相續いて殿堂鐘樓樓門その他山林方三里...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??