...だから行く先なぞはどこでも構わない...
橘外男 「生不動」
...河野さんと一談判したって構わないし...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...「構わないでくれと...
豊島与志雄 「絶縁体」
...」「構わないから...
豊島与志雄 「非情の愛」
...どうか構わないでおいて下さい...
豊島与志雄 「変な男」
...構わないわ」「貴方はそれ程僕を信用しているんですか」「信用していなくっちゃ...
夏目漱石 「それから」
...述べなくっても構わないと認めていたのか...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...真を発揮するの結果、美を構わない、善を構わない、荘厳を構わないまではよいが、一歩を超(こ)えて真のために美を傷つける、善をそこなう、荘厳を踏み潰(つぶ)すとなっては、真派の人はそれで万歳をあげる気かも知れぬが美党、善党、荘厳党は指を啣(くわ)えて、ごもっともと屏息(へいそく)している訳には行くまいと思います...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...しかし一度(ひとた)び抽出の約束が成り立てば構わない...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...秩序も段落も構わない彼の話題は...
夏目漱石 「明暗」
...八」「あの野郎を縛って構わないでしょうな」「誰だい」「稲妻小僧の六」「見当が付いたのか」「手代の文三郎ですよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そしてこれはぞんざいに縫っても構わないよなんていうのよ...
久生十蘭 「魔都」
...夜中でも構わない...
松永延造 「職工と微笑」
...構わないからそっちのことをして呉れ」こんなふうに云って...
山本周五郎 「寒橋」
...もし居るものならば親父の云う通りにブチ殺したって構わないだろう...
夢野久作 「鉄鎚」
...ソン時の妾は……何でもいいから……足が折れても構わないからこの黒ん坊を蹴殺して...
夢野久作 「支那米の袋」
...死んでいても構わないから...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ほかの事はドウなっても構わないと仰言(おっしゃ)るのですか」「……………」「御自分で手を下しておいでにならなくとも...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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