...(に)たのでも、焼いたのでも、酢でも構わず...
泉鏡花 「婦系図」
...帆村の前も構わず...
海野十三 「赤外線男」
...人殺しどもから離れられさえすれば逃げる方向などにはほとんど構わずに...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...構わずに仰っしゃって下さい...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...相手の言うことにも構わずに...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...一向構わずに置く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...」木谷はもう僕なんかには構わずに...
豊島与志雄 「阿亀」
...勝手次第に机の上にある何(ど)んな印気でも構わずにペリカンの腹の中へ注(つ)ぎ込んだ...
夏目漱石 「余と万年筆」
...人のものでも構わずに引っぺがすかも知れない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...興奮し切っているのも構わず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――四方(あたり)はもうすっかり暗くなったのも構わずに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...構わず行列は、裏門へお入り召され」落ちついた声、津田孫太郎が早くも相手の撹乱策を看破ったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...膝小僧のハミ出すのも構わず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...加十は委細構わず勝手知ったる寝室に踏み通り...
久生十蘭 「魔都」
...私達は相かわらず誰にも構わずに二人だけの生活を続けていた...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...「でえじょうぶだってば」と長は構わずにこっちへ背中を向けた...
山本周五郎 「青べか物語」
...酔いつぶれているお菊には構わず...
山本周五郎 「契りきぬ」
...高い熱のためにフラフラ致しますのを構わずに...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
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