...柘榴口(ざくろぐち)の中の歌祭文(うたざいもん)にも...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...彼の柘榴口をまたいで出る姿が...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...眼は柘榴石(ざくろいし)...
芥川龍之介 「動物園」
...工場から街頭から手榴弾の如くかっ飛ばせ革命へ進軍する俺達の歩哨戦奴等の一切を支配する死神の血祭りにだ(『文芸戦線』一九二九年六月号に今村桓夫名で発表 一九八五年四月新日本出版社刊『今野大力・今村恒夫詩集』改訂版を底本)...
今村恒夫 「歩哨戦」
...ハハハヽヽヽヽ、手榴弾だって、同じことだよ...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...その姉の家は泊瀬寺(はつせでら)に近い石榴市(つばいち)と云う所にあって...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...二階の小さな窓のところに柘榴(ざくろ)か何かの盆栽が置いてあって...
田山花袋 「日本橋附近」
...庭の隅に取り忘れられた石榴(ざくろ)の実や藪の中なる烏瓜(からすうり)...
永井荷風 「写況雑記」
...柘榴石がぱっと燃えて...
夏目漱石 「虞美人草」
...柘榴(ざくろ)の花(はな)は...
夏目漱石 「それから」
...柘榴(ざくろ)を彫つた金銀金具...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鉛小弾(えんしょうだん)と鉄釘を充填(じゅうてん)した一発の榴霰弾が...
久生十蘭 「ひどい煙」
...間宮茂輔の「柘榴の花」を読み出す...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...繖形科 石榴科 繍球科 菊科 脣形科 淡巴菰科欖橄科〔牧野いう...
牧野富太郎 「植物記」
...柘榴(ざくろ)などの苗木...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...あまりの好晴(ひより)に気の狂った早咲きの柘榴(ざくろ)と見える――江碧島逾白(えみどりにしまいよいよしろく)...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...私は路傍の柘榴の花について語りはじめて...
三好達治 「柘榴の花」
...窓からぼんやり庭の石榴を見ていた塩野は...
横光利一 「旅愁」
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