...榛原(はりはら)の君等が祖なり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...土形(ひじかた)の君・幣岐(へき)の君・榛原(はりはら)の君等の祖先です...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...2これも榛原の主人の話だが...
竹久夢二 「砂がき」
...午後榛原紙舗に徃き団扇を購ふ...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...日中は暑さを厭(いと)い、今朝の暗いうちに馬を仕立てて、三輪を立った薬屋源太郎とお豊とは少し先に、竜之助は二人の馬から十間ほど離れて、これもやはり馬で、この西峠を越したのでありましたが、小野の榛原には、青すすきが多く、大きな松や樅(もみ)が並木をなして生えています...
中里介山 「大菩薩峠」
...この小野の榛原(はいばら)を東から歩み来る旅人があります...
中里介山 「大菩薩峠」
...すすきの茂る小野の榛原(はいばら)...
中里介山 「大菩薩峠」
...榛原(はいばら)の山道で薬屋源太郎が打たれた時...
中里介山 「大菩薩峠」
...「萩原から松山まで二里一町――松山から上市までが四里と十三町――これを初瀬の方へ廻ると榛原(はいばら)から一里十七町...
中里介山 「大菩薩峠」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...榛原(はいばら)で買った短冊に...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...榛原(はいばら)の千代紙で上被いがしてあるのであった...
長谷川時雨 「紫式部」
...ハリ引馬野爾(ひくまぬに)仁保布榛原(にほふはりはら)入乱(いりみだり)衣爾保波勢(ころもにほはせ)多鼻能知師爾(たびのしるしに)ハリはハリノキで今日では普通にハンノキと呼んでいる...
牧野富太郎 「植物記」
...かの地名の榛原(はいばら)だの榛沢(はんざわ)だのは...
牧野富太郎 「植物記」
...彼女は居間に来て榛原の書簡箋を繰りひろげ...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...甲斐(かい)の武田勝頼(たけだかつより)が甘利四郎三郎(しろさぶろう)を城番(じょうばん)に籠(こ)めた遠江国榛原郡小山(とおとうみのくにはいばらごおりこやま)の城で...
森鴎外 「佐橋甚五郎」
...かつて榛原(はいばら)郡の農家で牛の鼻とりをして手伝ってくれられたということで...
柳田國男 「日本の伝説」
...芳古堂ではずっと榛原だったから...
山本周五郎 「さぶ」
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