例文・使い方一覧でみる「榔」の意味
スポンサーリンク...「檳榔毛の車にも火をかけよう... 
芥川龍之介 「地獄変」
...檳榔毛（びらうげ）の車が一輛空から落ちて來る所を描かうと思つて居りまする...
芥川龍之介 「地獄變」
...娘を乘せた檳榔毛の車が...
芥川龍之介 「地獄變」
...檳榔子（びんろうじ）の生え茂つた山に添つて...
泉鏡花 「印度更紗」
...彼は檳榔子（ビンロウジ）を少し持って来ました...
ラビンドラナート・タゴール Rabindranath Tagore 宮本百合子訳 「唖娘スバー」
...檳榔の御車を用ゐらる...
太宰治 「右大臣実朝」
...御拝賀の御調度すなはち檳榔...
太宰治 「右大臣実朝」
...その周圍に立つ六七本の檳榔の細い高い幹を眺める...
中島敦 「環礁」
...椰子よりも遥かに細くすらりとした檳榔の木立が矗（ちく）として立つてゐる姿は仲々に風情がある...
中島敦 「夾竹桃の家の女」
...持っていた細い檳榔樹（びんろうじゅ）の洋杖（ステッキ）で...
夏目漱石 「夢十夜」
...一つ一つ丁寧（ていねい）に檳榔樹の洋杖で打っていた...
夏目漱石 「夢十夜」
...檳榔（びろう）などの長木が...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...ここに薯榔（クーロー）というものが出て居りますが...
牧野富太郎 「植物記」
...いやに動物的にうねくって縺れ合った檳榔樹の体やばさばさふりかぶった葉を見...
宮本百合子 「九州の東海岸」
...○安平港漁戸の門に干す薯榔染めの漁網を見てこりゃ好い染めだ...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...憂鬱な檳榔樹（びんろうじゅ）色の少女だ...
夢野久作 「冥土行進曲」
...送り給へる檳榔の葉の団扇昨日より我手にあり...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...桂陽（湖南省・榔県）へ進んだ...
吉川英治 「三国志」
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