...私は最終戦争は今後概ね三十年内外に起るであろうと主張して来た...
石原莞爾 「戦争史大観」
...「離騒」にあらずとも詩篇は概ね酔後の好侶伴である...
市島春城 「読書八境」
...調子の晦渋なるものは概ね興味を感ぜず...
高浜虚子 「進むべき俳句の道」
...大家と新進とを概ね網羅し...
谷崎潤一郎 「泉先生と私」
...山脚の緩なる概ね一帶の高原をなす...
長塚節 「草津行」
...概ね処世的要領の稚拙の如きを指してゐるのである...
中原中也 「心理的と個性的」
...實に芥川龍之介一人あるのみだつた)概ねの場合に於て...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...概ね負けてばかり居るし...
萩原朔太郎 「足利尊氏」
...概ねの場合に於て...
萩原朔太郎 「宿命」
...概ね皆伐採されて...
萩原朔太郎 「宿命」
...概ね、次のように結論できよう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...本郷の岩本(のちの梅本)概ねこの路次系の寄席に属した...
正岡容 「寄席風流」
...菊池五山の叙する所と概ね符合してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしの註せむと欲する所は概ね既に云つた如くである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...概ね上(かみ)に記するが如くである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...彼が生路は概ね平滑なりしに...
森鴎外 「舞姫」
...放曠概ね此類なり...
横瀬夜雨 「花守」
...さまざまな憶測は概ねそんなことに生まれた...
渡辺温 「絵姿」
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