...概して不器量である...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...9.英人乃至フランス人が劇場の切符賣場や電車へたかる際には概して穩かに先を競ふなどの振舞のないことを見た者の眼には...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...女性の肖像畫は概して類型的で...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...概して詠嘆的且つ詩人的である...
田山録弥 「自他の融合」
...ただいわゆる「創作」は概して言えばだいたいに「話の筋」が通っており...
寺田寅彦 「科学と文学」
...「世の中の事は概して江戸の敵を長崎で討つものなり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...サマリヤは概してユダヤよりも地味(ちみ)まされり...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...そうなるとやはり入学試験落第率の高い出来る女学校が嫁入り仕度としても概して良いわけになる...
戸坂潤 「社会時評」
...これは概して年老いた科学者の考えであって...
中井正一 「調査機関」
...時として、イヤなおばさんだの、仏頂寺弥助の一行だのといったようなのが、苦々しい幻像を現わすこともあるが、概して、自ら描いて見る風景と、人物とは、特殊な甘美なものがあって、自己陶酔には充分なのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...概して皆樂しい夢...
萩原朔太郎 「夢」
...概してこれを評すれば...
福沢諭吉 「経世の学、また講究すべし」
...羅馬の春の印象は概して芳(かんば)しくなかつた...
堀辰雄 「或外國の公園で」
...日本料理よりも西洋料理の方が概して進歩しているものといわねばならん...
村井弦斎 「食道楽」
...概して自分の欲望するところをおとなしく欲望する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...概して古いものが美しいのは模様に活きているからである...
柳宗悦 「工藝の道」
...概して見るならば...
柳宗悦 「雑器の美」
...概して中部以南のものは特色に乏しい...
柳宗悦 「蓑のこと」
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