...菓子屋の家に住んでいたときに緑色の楽しそうな砂糖菓子がブランディに溶かしたサップ・グリーン(クロウメモドキの実からとる色素)で色付けされていることを知った...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...いかにも楽しそうな顔つきをした...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「人形つかい」
...子供の楽しそうな姿を見て...
高見順 「いやな感じ」
...楽しそうな眼つきをなさって呟(つぶや)き...
太宰治 「斜陽」
...初めて楽しそうな笑顔なぞを見せてくれましたのでつい私もうっかりして阿母(おふくろ)の様子も気にかけずに安心して眠ってしまいましたのですが……...
橘外男 「蒲団」
...僕という男には自分のことを一種楽しそうな調子で人に話して聞かせることはできないのだった...
田畑修一郎 「石ころ路」
...ちっとも楽しそうな顔をせず...
豊島与志雄 「死の前後」
...内山の相手をしてるのが楽しそうな様子でもあった...
豊島与志雄 「庶民生活」
...私はお子さんたちのあんなにかわゆくきれいで楽しそうなところを見まして...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...楽しそうな様子でございました...
中里介山 「大菩薩峠」
...その楽しそうなようすといったら!……たしかにそんな時代もあった...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...しかしここにあの楽しそうなお顔が無いことや...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ほかの一同も後について楽しそうな歌をうたいながら行った...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「琴」
...面会するのか? 何故二人はあんなに楽しそうなのか?ああ...
松永延造 「職工と微笑」
...髪等もまとまりよく結ったふだんとはまるで人の違う様な姿を楽しそうな眼差しでながめやった...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...だれも楽しそうなさけび声をたてようとはしません...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...楽しそうな話し声の聞える家もあった...
山本周五郎 「寒橋」
...いつ見ても楽しそうな顔をしているのは...
横光利一 「上海」
便利!手書き漢字入力検索