...あの当時の夢の様な楽しさを忘れることが出来ない...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...今日一日の楽しさが消し飛んでしまった...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...朝の森に小禽(ことり)が囁(さえず)るような楽しさで話すのだったが...
徳田秋声 「仮装人物」
...嬉しさと楽しさと得も云えぬ切なさとで...
豊島与志雄 「未来の天才」
...楽しさには欠けているが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...再度来ない青春の日の楽しさを...
萩原朔太郎 「老年と人生」
...今までにない楽しさをもって来た...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...元気に生活に楽しさを感じるようになったとか...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...牛の声を待っている楽しさといったらなかった...
久生十蘭 「あなたも私も」
...ワルツだけがもつあの明るい浮きうきした楽しさで...
久生十蘭 「だいこん」
...なんとなしの楽しさに浸っていた...
火野葦平 「花と龍」
...なんともいわれない楽しさでした...
水谷まさる 「シンデレラ」
...なんと忘れがたい楽しさをもって気候のよい日曜日の大散歩の面白さを描いているだろう...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...「せめてあの瞬間の楽しさだけでも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こういう空なる楽しさにくすぐられてよい気持になることをみずから咎めいましめるであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わが家(いへ)の今日(けふ)の夕食(ゆふげ)の楽しさよ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...ただ楽しいだけの楽しさなどあろうとは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...愛なく情なく血なく肉なくしてただ黄金にのみ執着する獰猛なスクルジは過去現在未来の幽霊に引っ張り回されて一夜の間に昔の夢のようなホームの楽しさと冷酷なる今と身近く迫れる暗き死の領とを痛切に見せられた...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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