...如何(いか)にも楽しさうに打ち解(と)けてゐた...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...夜中まで二人の間に取りかわされた楽しい会話を私は今だに同じ楽しさをもって思い出す...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...さて冬の山の楽しさは色々ありますが...
石川欣一 「山を思う」
......
伊東静雄 「わがひとに与ふる哀歌」
...楽しさは巣の如しとも...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...やはり沸々とした心楽しさがあるように思える...
上村松園 「余齢初旅」
...この楽しさも、ことしはじめて知らされた...
太宰治 「新郎」
...楽しさも熱烈さも劣るであろう...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...古い家の沈静ななかで過ごす宵々(よいよい)の楽しさ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...眼の前に自分を待つてゐるソローハとのあひびきの楽しさに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...雛菊の頭の上では雲雀が楽しさうな歌をうたつて居りましたが...
牧野信一 「雛菊と雲雀と少年の話」
...楽しさの微笑みにして見せようとした...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...支那婦人と共に漫歩する楽しさに放心すればそれで良いのだ...
横光利一 「上海」
...千鶴子とジブラルタルを廻る旅の楽しさを思わぬでもなかったが...
横光利一 「旅愁」
...自分らの進行だけは全く未だ分らぬこれからの楽しさばかりだと矢代は思い...
横光利一 「旅愁」
...わが家(いへ)の今日(けふ)の夕食(ゆふげ)の楽しさよ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...旧友諸氏に会った楽しさと...
吉川英治 「随筆 新平家」
...ただ楽しいだけの楽しさなどあろうとは...
吉川英治 「宮本武蔵」
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