...何かと楽しさうに働いてゐた...
芥川龍之介 「一塊の土」
...やはり沸々とした心楽しさがあるように思える...
上村松園 「余齢初旅」
...日一日と楽しさがかえってくるにちがいない...
海野十三 「一坪館」
...一種異様の楽しさに...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...竹竿(たけざお)のさきに指をなめては其をまきつける楽しさを今でも稍(やや)感傷的に思出す...
高村光太郎 「蝉の美と造型」
...母と呼ばれる楽しさは...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...見出したという楽しさ! もはや一人ではない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...嬉しさと楽しさと得も云えぬ切なさとで...
豊島与志雄 「未来の天才」
...再度来ない青春の日の楽しさを...
萩原朔太郎 「老年と人生」
...元気に生活に楽しさを感じるようになったとか...
林芙美子 「新版 放浪記」
...しかし彼等はやはり飯時の楽しさを隠し切れないのである...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...無邪気な楽しさが移ってしまった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...沢山な姫様達が楽しさうに唄つてゐるのです...
牧野信一 「駒鳥の胸」
...そんなものを売ることの楽しさを考へてゐるうちに...
牧野信一 「村のストア派」
...我々に属している快楽の数や楽しさを制限することにつとめて得々としている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こういう空なる楽しさにくすぐられてよい気持になることをみずから咎めいましめるであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そこで聾の楽しさを忘れかね...
横光利一 「欧洲紀行」
...今は矢代は楽しさに胸のふくるる思いであった...
横光利一 「旅愁」
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