...さて冬の山の楽しさは色々ありますが...
石川欣一 「山を思う」
...あの当時の夢の様な楽しさを忘れることが出来ない...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...楽しさにひたる事が出来たのであった...
大阪圭吉 「三の字旅行会」
...私の知らなかった楽しさ限りなきものであったろうか...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...お今は自分の手で切盛りをする世帯の楽しさや...
徳田秋声 「爛」
...初めてもつて見た自分の家や世帯道具を磨き立てたりしてゐた一年半ばかりの楽しさも...
徳田秋声 「のらもの」
...まるで自身の父か叔父のことでも話すやうな親しさと楽しさを以つて...
徳田秋聲 「老苦」
...悲しみにこそ生きむ楽しさにこそ死なむわたしにはよく理解できないけれど...
豊島与志雄 「自由人」
...誰にかたらむ誰にや告げむ思出のこのさびしさと楽しさを...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...元気に生活に楽しさを感じるようになったとか...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...この楽しさはたとえようがなかった...
久生十蘭 「金狼」
...他人の知らぬ楽しさがあるが...
久生十蘭 「雲の小径」
...詩人はこの濤の音と草木の香の中で極めて楽しさうで...
堀口九萬一 「フランソア・コッペ訪問記」
...楽しさ――この不思議さ...
夢野久作 「鼻の表現」
...そこで聾の楽しさを忘れかね...
横光利一 「欧洲紀行」
...支那婦人と共に漫歩する楽しさに放心すればそれで良いのだ...
横光利一 「上海」
...悔いは、かれの良心をさいなんだが、お袖との逢引(あいびき)は、苦しむほど、悪を伴なって偸(ぬす)むほど、楽しさ、甘さを、深くした...
吉川英治 「大岡越前」
...その日その日の楽しさもある若い日の花園だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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