...楽しく暮そうと云う約束までした...
芥川龍之介 「葱」
...それから、さようならをいって、心も楽しく、大きな森の中を、ずんずん歩いていきました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「旅の仲間」
...悲しくもあり楽しくもありというような状態で...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...何だか大変楽しく思われて来た...
海野十三 「火葬国風景」
...日曜日一日を思ふ様(さま)楽しく過して月曜日の朝までにはそれぞれ学校へ帰り着くといふ寸法だ...
薄田泣菫 「茶話」
...楽しく蹈(ふ)んだことがあるのだ...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...三人楽しく飲んで食べて話した...
種田山頭火 「其中日記」
...小鳥の楽しく囀る声は高く賑かであった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...おじいさんとおばあさんと孫と三人は、貧乏ではありましたが、楽しく、暮らしておりました...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...そして規則的な馬車の響きの上に楽しく揺(ゆら)めいていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いっしょに楽しくしていて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その生活を多少なりと楽しく派手やかにしてやり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...白い雲が自由に放たれたかのように楽しく空を渡っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...悲しみや苦しみから離れて――永久に楽しく暮すことが出来るのです...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...展開されゆく道中の景色を楽しく語合うことも出来ますし...
宮本百合子 「愛と平和を理想とする人間生活」
...私たちは毎日こんなに楽しく暮してゐるのに...
三好達治 「測量船」
...きりぎりす自身は愉快で楽しくて暫くでも黙っていられないのである...
室生犀星 「螽※[#「虫+斯」、第3水準1-91-65]の記」
...それでも彼女も自分のようにひと夜を楽しく安全に暮してくれるようにと願ってやまなかった...
横光利一 「旅愁」
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