...熊野本宮大社の境内には、立派な楼門や拝殿があります...
...「英彦山神社には、日本最古の木造楼門があります...
...南禅寺の楼門でする五右衛門の手裏剣を柄杓(ひしゃく)で受けた久吉(ひさよし)気取りに...
中里介山 「大菩薩峠」
...切石道を登って、楼門、元亨(げんこう)の銘(めい)ある海中出現の鐘、頼朝寄進の薬師堂塔、庵房のあとをめぐって、四角の竹の林から本堂に詣(もう)で、それを左へ羅漢道(らかんみち)にかかると、突然、上の山道から途方もない大きな声で話をするのが聞える...
中里介山 「大菩薩峠」
...楼門のわきから入って...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...都座(明治二十九年二月)一番目「楼門五三桐(さんもんごさんのきり)」は五幕に分る...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...楼門の場も筋は無法の極端に達せしものなれど...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...楼門の方へと歩み去るのを見るだらう...
三好達治 「測量船」
...といったそうだ」かれらは楼門の上で焚殺されたのだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...既に遅し! ぱたぱたぱたと楼門の空から...
吉川英治 「江戸三国志」
...楼門の上から鞏志が弓に矢をつがえて...
吉川英治 「三国志」
...楼門の下にむらがりよッた敵は...
吉川英治 「私本太平記」
...恵林寺(えりんじ)の楼門(ろうもん)へしずかにのぼっていった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...渦(うず)まく煙は楼門をつつみ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...松のあいだに朱(あか)い楼門(ろうもん)がそびえていた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...楼門のうえに上っていたからである...
吉川英治 「新書太閤記」
...草だけ積んで見ていて何になるか」煙は楼門の千本廂(せんぼんびさし)へ立ちのぼった...
吉川英治 「新書太閤記」
...大宝沼の水が、社前の木立の間から眺められ、楼門の外には、門前町の賑わいが見られ、いずこの郷(さと)にもあるように、ここにも酒亭や遊女が住んでいた...
吉川英治 「平の将門」
...四宮明神(しのみやみょうじん)の楼門の下へ馳け込むなり...
吉川英治 「宮本武蔵」
...――また彼方の求聞持堂(ぐもんじどう)、護摩堂(ごまどう)、大師堂、食堂(じきどう)、丹生高野(にうこうや)神社、宝塔、楼門など、ほぼ一望にすることができましょう」ひとわたり指をさして、光悦も共に、寂土の朧(おぼろ)に浸(ひた)り入った態(てい)で説くのであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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