...赤葡萄酒や麦酒(ビール)は残っていたが――我々が極端な節酒家であることの証拠である――ビスケットは完全になくなって了った...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...極端なる行動といふものは眞に眞理を愛する者...
石川啄木 「所謂今度の事」
...この運動は終戰後極端なる保守反動思想と誤解され...
石原莞爾 「新日本の進路」
...この自白衝動を極端な形にしてみせたものにポーの短篇「天邪鬼(あまのじゃく)」がある...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...人間心理の一つの極端なケースとして...
江戸川乱歩 「妻に失恋した男」
...ほとんど極端なまでに行われている...
大杉栄 「奴隷根性論」
...しかしこれらはいずれも極端な例であって...
丘浅次郎 「誤解せられたる生物学」
...また少し極端な例を仮想してみるとすれば...
寺田寅彦 「ラジオ・モンタージュ」
...それでもまだ極端な悪性を有つに至ったと云うことの出来ないのが事実であろう...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...物理学者が「そういう困難に会う事をなるべく避けるようにして問題を二つの極端な見方のいずれかに牽きつけて行」っているからである...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...剣道の掛け声のような極端な場合でなくとも...
中谷宇吉郎 「民族的記憶の名残」
...この知識は膨大な記憶と極端な接触感覚を必要とする...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...一つの歌詞にいかに色々な曲がつけ得られるかの極端な例をあげれば...
信時潔 「歌詞とその曲」
...強情と極端な徹底と...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...私は今ニーチェのモラルの根本が成功主義に對する極端な反感にあつたことを知るのである...
三木清 「人生論ノート」
...交通機関が極端な殺人状態の昨今...
宮本百合子 「石を投ぐるもの」
...そんなような極端な錯覚...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...公卿たちの極端な貧乏生活には...
吉川英治 「新書太閤記」
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