...極端な場合を例に取るならば...
江戸川乱歩 「双生児」
...聞いて居られないような極端な荒い事ばかりおっしゃるので...
太宰治 「千代女」
...一切が自分の価値判断から生ずる極端な主観論である...
辻潤 「自分だけの世界」
...◎は極端な満員、××は二三人ぐらいしかいないものを示す...
寺田寅彦 「電車の混雑について」
...新聞・雑誌・記者の志願者やアナウンサー志望者(又多少水準の低い極端な場合になると映画スタジオ労働志願者さえ)などが激増したことは...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...その顔全体が極端な注意と期待を表わしていたが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...極端な党派心を恐れていて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」世には極端な精神を有していて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一体に極端なほど病気に弱い久能はもうすっかり子供になっていて...
豊田三郎 「リラの手紙」
...極端な例をいうと...
永井荷風 「ひかげの花」
...私がこう云うとあまり極端な言語を弄するようでありますが...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...二人の女は金といふ物で偶然に繋がれる極端な愛欲の前では...
室生犀星 「渚」
...狂ったような黒い極端な怒りの閃光にとらえられて...
山川方夫 「愛のごとく」
...急転直下して極端な貧窮状態に陥る外なかったのである...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...極端なのになると……...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...極端な論もあると聞えている...
吉川英治 「私本太平記」
...極端な劇務(げきむ)に趁(お)われ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...多分我々は狂っていたのだ――だって私はあの背筋の凍るような峰々を狂気の山脈と呼んだではないか? だが同様な精神の現れが――ここまで極端な形ではなくとも――写真撮影や生態研究のためにアフリカのジャングルで猛獣に忍び寄っていくような人々の中にも見いだしうると私は思う...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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