...その否定が涙もつまる極端な痛罵冷笑の變態となつて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...オカルティズムの書物に次のような極端な不思議がしるされている...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...李堂は十風の墮落を歎息してどうかしてそれを激勵せうとして極端な忠告をも試みた...
高濱虚子 「俳諧師」
...聞いて居られないような極端な荒い事ばかりおっしゃるので...
太宰治 「千代女」
...サレーダインは仏蘭西(フランス)流の共済組合員でかつ極端な無神論者である...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...ドミン 両極端な例をお見せしますよ...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...――だが之は単に極端な戯画にすぎない...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...「極端なる国際主義」と「利己主義」と「個人主義」とであり...
戸坂潤 「社会時評」
...人間よりは獣類に近い毛唐め!駒井としては、珍しくもこの時に、極端な憎悪と、昂奮とを感ぜずにはおられなくなりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...少し極端な例かもしれないし...
中谷宇吉郎 「琵琶湖の水」
...大公は極端な隠密行動をとる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...或る小説家は極端な人情本を書く事に衆を抜ん出て居たと仮定する...
宮本百合子 「大いなるもの」
...極端な微行は経験しておいでにならないのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...また一方の人々において見られる・すべてをなるがままにまかせておく・あの深い極端な無頓着...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...体は極端なことをいうと...
柳田国男 「故郷七十年」
...変態趣味的に極端な個人主義の凝固(こりかた)まりなのです...
夢野久作 「少女地獄」
...極端な不自由と束縛された生活が...
吉川英治 「江戸三国志」
...極端な“将門恐怖”をひき起し...
吉川英治 「平の将門」
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