...六日毎の業にいそしみて心にさそふる雲もなく昔の聖 今の大人(うし)友とぞなしていそしまばアー 是れ 是れ 是れ是れこそ楽しき極みなれ...
有島武郎 「遠友夜学校校歌」
...信仰・知識・平和の極みにある……いかなる罪もそこへは立ち入れず...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
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違星北斗 「北斗帖」
...実に何というてよろしいやら心細い極みである...
丘浅次郎 「教育と迷信」
...それで苦しい極(きわ)み、貧しい極み、生活を否定しようとするような場合、世の中に絶望したような場合、深刻な悲痛な情緒を愬(うった)えようとする場合にでも、天然現象(花鳥)に心を留めると忽(たちま)ちゆとりが出来る...
高浜虚子 「俳句への道」
...それは想像したこともない「女らしさ」の極みでした...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...自動車で田舎へ遊山(ゆさん)に出かけるというようなことは非常な金持のすることで吾々風情(われわれふぜい)の夢にも考えてはならない奢(おご)りの極みであるような気が何となしにしていた...
寺田寅彦 「異質触媒作用」
...嗚呼人榮え人沈み國また起り國亡びかくてりて極みなくかくて流れてはてもなく時よ浮世よいづくより時よ浮世よいづちゆく...
土井晩翠 「天地有情」
...春の野の大野の極み...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...今から思えば、きざの極みだが、俺は当時「ヴェルテルの悲しみ」をレクラム版で求めて之を常に懐中して、ならいたての独逸(ドイツ)語だから読める筈はないのに、時々開いては、ため息をついて居たものである...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...その結果こそ思いやるだに空恐ろしい極みである...
久生十蘭 「魔都」
...何と恥かしさの極みではないか...
牧野信一 「剥製」
...その喜びは極みない...
牧野信一 「〔編輯雑記〕」
...美しさの極みであつた...
室生犀星 「京洛日記」
...「天寿国繍帳」はこの極みに達していると語られる...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...そこに工藝の美の極みが許されていることに至玄の理法を感じる...
柳宗悦 「工藝の道」
...コンコルドの広々とした人工の極みの中を歩く物凄さは...
横光利一 「欧洲紀行」
...上(かみ)は碧落の極み...
吉川英治 「宮本武蔵」
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