...七楽しからずや天の原そら照る星のさやけさに月の光の貴さに心をさらすその時のアー 是れ 是れ 是れ是れこそ楽しき極みなれ...
有島武郎 「遠友夜学校校歌」
...実に歎かわしい極みであります」沈痛な面持ながら弁舌さわやかに説きだした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...おそれおほい極みでございますが...
太宰治 「右大臣実朝」
...此れ等の結構がいかに嵬麗の極みであったかは...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...醜態の極みではありませんか...
豊島与志雄 「自由人」
...われらのうちに住み給えり」鐘の音のひびく極み...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...清水の一滴も湧いて出ようはずはない!絶望困憊(こんぱい)の極みのところに...
中里介山 「大菩薩峠」
...春の野の大野の極み...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...それらの極みなき連續によつて填補しようとし又しかなし得ると信ずるのである...
波多野精一 「時と永遠」
...破廉恥な極みに使っている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...たしかにそこに蕩漾たる春のまぼろしの長酔極みなき紗窗の彼方に浮んでゐるのだ...
牧野信一 「湖の夢」
...現世(うつしよ)のいずこにも、きみがためには住所(すみか)あらじ、極みなく、遠く、星のごとく漂いながるるきみがためには...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...こういう人事を尽すということも花桐には愚昧(ぐまい)の極みに思われた...
室生犀星 「花桐」
...あの哀切の極みなる茫然自失の状態を表現しようとしたのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自惚(うぬぼれ)と瘡毒気(かさけ)の行渡る極み...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...勿体なきことの極みと...
吉川英治 「上杉謙信」
...神廟(しんびょう)の荒れようは畏(かしこ)き極みであったし...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??