...信仰・知識・平和の極みにある……いかなる罪もそこへは立ち入れず...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...腹臓なく愚存(ぐぞん)陳(ちん)じ申(もうす)べく候正岡先生の御逝去が吾々のために悲哀の極みなることは申(もうす)までもなく候えども...
伊藤左千夫 「師を失いたる吾々」
...げにソロモンが榮華の極みだにも其の裝ひ是の花の一に及ばざりきと...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...自動車で田舎へ遊山(ゆさん)に出かけるというようなことは非常な金持のすることで吾々風情(われわれふぜい)の夢にも考えてはならない奢(おご)りの極みであるような気が何となしにしていた...
寺田寅彦 「異質触媒作用」
...浅墓の極みである...
戸坂潤 「読書法」
...怖ろしさの極みであるけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...その川の霑す極み...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...あらん命を土さえ踏まで過すは阿呆(あほう)の極みであろう...
夏目漱石 「薤露行」
...それが広茫極みなき天の穹窿で...
萩原朔太郎 「月の詩情」
...本來の極みなき尊嚴と威力とを發揮して惜氣もなくこれを壞滅の中に葬り去るものである...
波多野精一 「時と永遠」
...否かかるものとして極みなき惠みにより創造されることによつて...
波多野精一 「時と永遠」
...森嚴の極みである...
羽田亨 「賢所御神樂の儀」
...実にこれ酸鼻(さんび)の極み...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...この完全の極みに到達する前では...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...「ソロモンの榮華の極みの時にだにその裝ひ」は風に吹かれる一本の百合の花に若かなかつた...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...自分達の方ばかりがおそらく殺風景の極みに思はれた...
牧野信一 「小川の流れ」
...何処に何う踏み迷つてゐるのか皆目あやめもつかぬ素晴しく豪華な烏頂天の極みでありました...
牧野信一 「女優」
...勿体なきことの極みと...
吉川英治 「上杉謙信」
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