...二剣はきらめき弾はとびかばねは山なし血は流る戦のちまたのいさほしを我身にあつめし其時かオー 否 否 否楽しき極みはなほあらん...
有島武郎 「遠友夜学校校歌」
...四楽しき極みはくれはどりあやめもたへなる衣手かやしほ味よきうま酒か柱ふとしき家くらかオー 否 否 否楽しき極みはなほあらん...
有島武郎 「遠友夜学校校歌」
...六日毎の業にいそしみて心にさそふる雲もなく昔の聖 今の大人(うし)友とぞなしていそしまばアー 是れ 是れ 是れ是れこそ楽しき極みなれ...
有島武郎 「遠友夜学校校歌」
...幸せの極みにも登り詰めることができ...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...非常に迅速であるが又もの静けさの極みである...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...実に惜しい極みではありますまいか...
石原純 「ラヴォアジエ」
...暴力を以て自分より弱い者にいうことをきかせるなどは野蛮の極みです...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...まるでその声の昂まる極み大空にまで舞い上るかのように...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...嗚呼人榮え人沈み國また起り國亡びかくてりて極みなくかくて流れてはてもなく時よ浮世よいづくより時よ浮世よいづちゆく...
土井晩翠 「天地有情」
...清水の一滴も湧いて出ようはずはない!絶望困憊(こんぱい)の極みのところに...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの時ばかりは流石(さすが)の僕も恐縮の極み冷汗が出たよ...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...残念の極みであつたが好きな楽器の趣味をも棄てさせられた位ひであつた...
牧野信一 「小川の流れ」
...源をたゞせば殺風景の極みなのです...
牧野信一 「趣味に関して」
...「天寿国繍帳」はこの極みに達していると語られる...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...二月二十七日さびしさの極みに堪へて天地に寄する命をつくづくと思ふ――左千夫歌集――太宰さんの気持ちがぴんぴんと胸に響いてきてたまらない...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...厳冬氷のような研磨の床に雄叫(おたけ)ぶさまは壮絶の極みである...
吉川英治 「剣難女難」
...夫人が久しい間に亙る繊弱き女性の身をもって東奔西走と苦心焦慮の極みを尽したため心身共に極度に疲憊しているので...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...さらに無道の極みである...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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