...一沢なすこの世の楽しみの楽しき極みは何なるぞ北斗を支ふる富を得て黄金を数へん其時かオー 否 否 否楽しき極みはなほあらん...
有島武郎 「遠友夜学校校歌」
...三黄金をちりばめ玉をしく高どのうてなはまばゆきにのぼりて貴き位やま世にうらやまれん其時かオー 否 否 否楽しき極みはなほあらん...
有島武郎 「遠友夜学校校歌」
...実に惨(いた)ましい極みでもありました...
石原純 「ガリレオ・ガリレイ」
...真に羨ましい極みである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...その極み、同家の本店の方にては、これも畢竟(ひっきょう)、松井が平素の仕打ちのよろしからざるためなりと、本支店の縁を絶ち、また市中のならずものは松井の弱味に付け入りて同家へ押し掛け、穏やかならぬ挙動に及ぶ者も多しとぞ...
井上円了 「おばけの正体」
...上が上にも利を占めようとするなどはじつに愚かの極みである...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...悲しみの極みです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...げにソロモンが榮華の極みだにも其の裝ひ是の花の一に及ばざりきと...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...自動車で田舎へ遊山(ゆさん)に出かけるというようなことは非常な金持のすることで吾々風情(われわれふぜい)の夢にも考えてはならない奢(おご)りの極みであるような気が何となしにしていた...
寺田寅彦 「異質触媒作用」
...怖ろしさの極みであるけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...また苦悶の極みとして見ようにも...
中里介山 「大菩薩峠」
...春の野の大野の極み...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...勇ましくもまた涙ぐましき極みであった...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...全く混乱の極みだ」テンプルが同情して言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...必ずやその結果は支離滅裂の極みなる作品のみ産出されいたることをおもえば...
正岡容 「我が圓朝研究」
...まことに馬鹿馬鹿しい極みであるが又...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ソロモンの栄華の極みだに野の百合にも及ばざらんと歎じた...
横光利一 「旅愁」
...ありがたい極み」と...
吉川英治 「新書太閤記」
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