...内実は彼女の危険極まりない敵――スペイン離宮に巣を張るクモとは正反対な人間だった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...急にへなへなとなるとは醜態極まりない...
高見順 「いやな感じ」
...太平洋岸の豪宕(ごうとう)極まりない浜辺である...
高村光太郎 「智恵子抄」
...さぞや威厳に満ちた厳粛極まりない表情に変化してしまうことであろうと考えていたのであった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...すなわちゴメズ君はこの世の生き別れのごとき悲壮極まりない面持をして...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...変幻極まりない陰険な英国の印度政策のすべてをグザと見せ付けられたような気持がしたのであった...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...ありようが実に普通極まりないものを...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...一人の紳士が貴下にある極まりない重要事に関して意見を承るべく...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...之は危険極まりない結果と云わねばならぬというのである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...或者はパイプオルガンのような壮重極まりない音だったと語り...
久生十蘭 「魔都」
...陰惨極まりない生活を描いてゐる...
北條民雄 「月日」
...その犠牲となったものは常に悪虐極まりない人物であった...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...六十五年の豊富極まりない一生を閉じた...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...縛ることもつかまえることもできない・変幻極まりない・異形の物体です...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...五「いい茶碗だ――だが何という平凡極まりないものだ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...それは平凡極まりないものである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...生を天上界にうけて霊福極まりないが...
吉川英治 「剣の四君子」
...変幻極まりない武田軍の陣容は...
吉川英治 「新書太閤記」
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