...極まりの悪いやうな微笑をして云つた...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...および小田原行きの三件はどう極まりがついたか...
大杉栄 「獄中消息」
...急にへなへなとなるとは醜態極まりない...
高見順 「いやな感じ」
...思うだに凄愴(せいそう)極まりない...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...女は額の紙を払い除けて極まり悪そうに小八の方を向いた...
田中貢太郎 「立山の亡者宿」
...雪子は一層極まりを悪がって口を利かなくなる方ですから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...人畜を害して極まりない狼をやつつけたと吹聴したら...
牧野信一 「武者窓日記」
...双方のその性癖に於ては弱気極まりて却つて強気になるところ...
正岡容 「東京万花鏡」
...その犠牲となったものは常に悪虐極まりない人物であった...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...欧人が聞いて無残極まり...
南方熊楠 「十二支考」
...羮(しる)にして飲ませたとか書き立てたるを評して残酷も極まり過ぎるとかえって可笑(おか)しくなるといった...
南方熊楠 「十二支考」
...縛ることもつかまえることもできない・変幻極まりない・異形の物体です...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...不幸にして最も不確実な・最も混沌として変化極まりない・ものである」と嘆いた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...厳格極まりない日本だと思った...
横光利一 「旅愁」
...役割はこうと極まりました...
吉川英治 「江戸三国志」
...極まりのない難路を越えてきましたが...
吉川英治 「三国志」
...兵法の幻妙はこの極まりない変通のうちにある...
吉川英治 「三国志」
...将軍家御師範座の一人に御登用と相極まり候て……云々...
吉川英治 「宮本武蔵」
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