...極まりの悪いやうな微笑をして云つた...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...悲痛極まりし過去を全く忘れ得たであろうか...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...および小田原行きの三件はどう極まりがついたか...
大杉栄 「獄中消息」
...急にへなへなとなるとは醜態極まりない...
高見順 「いやな感じ」
...すなわちゴメズ君はこの世の生き別れのごとき悲壮極まりない面持をして...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...美麗壮観極まりなく...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...それは極まりがわるくて訊けなかつた...
田中貢太郎 「牡蠣船」
...………羞(はず)かしいとか極まりが悪いとか云うことは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...………」仮りにも男に口を利(き)くのが極まりの悪い年頃のせいか...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...ふるかと思えば晴れ晴るゝかと思えばまた大粒の雨玻璃窓(はりまど)を斜に打つ変幻極まりなき面白さに思わず窓縁(まどべり)をたたいて妙と呼ぶ...
寺田寅彦 「東上記」
...一人の紳士が貴下にある極まりない重要事に関して意見を承るべく...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...前者は転変極まりなき世界であり...
戸坂潤 「辞典」
...いよいよ出でていよいよ奇峭極まりなく――...
牧野信一 「月評」
...一高の文科を出た者は東大へ進むことが極まりのようになっていたが...
三木清 「西田先生のことども」
...不幸にして最も不確実な・最も混沌として変化極まりない・ものである」と嘆いた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...極まりのない道である...
吉川英治 「剣の四君子」
...将軍家御師範座の一人に御登用と相極まり候て……云々...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ただ当時の極まり文句として...
和辻哲郎 「鎖国」
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