...感極まって互いにひしと抱き合い...
海野十三 「深夜の市長」
...それは嘘に極まっている...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...彼女が勘定を受け持つことに極まっているのであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...会いに行けばなつかしがるに極まっている...
谷崎潤一郎 「細雪」
...必ず上人も喜んで下さるに極まって居る...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...角々がきちんと極まっていた...
徳田秋声 「挿話」
...どちらに行っても海で極まってグルグル廻り...
中里介山 「大菩薩峠」
...家族には無愛想極まっても朋友(ほうゆう)にはこの上なく叮嚀(ていねい)な男もございます...
夏目漱石 「創作家の態度」
...同じ湯壺で逢うとは極まっていない...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...極まって三十分ばかり休む...
森鴎外 「カズイスチカ」
...捌(はち)話が極まって...
森鴎外 「雁」
...尼の被物に極まっている...
リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「白」
...今言を使うものが失脚して卑俚に堕ちるに極まっているとは思わぬからである...
森鴎外 「訳本ファウストについて」
...それに極まっています」「……ま...
吉川英治 「平の将門」
...いずれも曰く付きに極まっている...
吉川英治 「平の将門」
...金儲(かねもう)けにゃ極まっているが...
吉川英治 「松のや露八」
...妹の気に添わぬ男と極まっておりましょう...
吉川英治 「源頼朝」
...とても出来ない相談に極まっているのに「ぼくは中学へ入りたいんです...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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