...九 うしろ姿は楯のようだ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...つまり楯を持つて恰好をつけたいのですね...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...カピューレット家(け)の下人(げにん)サンプソンとグレゴリーとが劍(けん)と楯(たて)とを持(も)って出(で)る...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...城樓の上には色樣々の五十の楯が掛け連なつてる...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...燦爛光るアイア,スの楯のうしろに身を隱す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...百姓は晝は裸に絲楯(いとたて)を着て仕事をする...
長塚節 「芋掘り」
...一昨日(おととい)も――」「幾松は?」「あの人は人に楯(たて)なんか突きません」「お前は?」「…………」お磯は黙ってしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さう思ふと矢も楯(たて)もたまらず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...矢も楯(たて)もたまらず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...サアそう成るとお勢は矢も楯(たて)も堪(たま)らず...
二葉亭四迷 「浮雲」
...川辺御楯(かはのべみたて)君が鈴木君に贈与したものださうである...
森鴎外 「大塩平八郎」
...飽(あ)くまで伊達家に楯(たて)をつくがよろしかるべし...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...これに楯(たて)つく者には制裁があるらしい...
柳田国男 「こども風土記」
...先に棄てた情夫が俄(にはか)に恋しくなつて矢も楯も堪(た)まらないのだと言ふ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...遂に矢も楯もたまらなくなって...
吉川英治 「三国志」
...三田村あたりの民家を楯(たて)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...他人の背中を楯(たて)にして...
吉川英治 「親鸞」
...御紋章づきの楯が授与されるが...
吉川英治 「天皇と競馬」
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