...聖書は孤独者の楯...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...次に建小(たけを)廣國押楯の命二柱...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...ソノ楯(タテ)ノウラノ言葉(コトバ)ヲコソ...
太宰治 「創生記」
...たんに臆測を楯にして人の申し出でを断る...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...もしわたしが彼らに楯ついて...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...百姓は晝は裸に絲楯(いとたて)を着て仕事をする...
長塚節 「芋掘り」
...お六は柳を小楯(こだて)に屹(きっ)となります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...・今村楯夫他(2013)「『老人と海』は名作か否か」...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...やはり主義主張の楯をとりあげるより他は術もないのが道理で...
牧野信一 「浪曼的月評」
...この辺の虎に三品あり武功の次第に因ってそれぞれの虎の皮を楯に用い得る...
南方熊楠 「十二支考」
...(ウェルギリウス)(b)わたしはどこまでも休戦を楯(たて)にとってゆずらなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しかも奥州のタテは古くは楯の字も用いられて始めからタテである...
柳田國男 「地名の研究」
...正篤の健康を楯にねばりとおしたらしい...
山本周五郎 「桑の木物語」
...主君謙信の楯(たて)となる形を崩(くず)すまいためもあった...
吉川英治 「上杉謙信」
...それを後ろ楯してゐた張本だといふ嫌疑からつい先刻...
吉川英治 「折々の記」
...楯岡(たておか)の藩祖の菩提寺(ぼだいじ)のすこし下(しも)手町の辻で斬られたのであった...
吉川英治 「剣の四君子」
...矢も楯(たて)もたまらなくなってくる...
吉川英治 「源頼朝」
...楯を突いていた連中でも...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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