...「ツ・ミン・イ(楮民誼)君は急用でパリに行つたので...
石川三四郎 「浪」
...馬琴は著書の楮余(ちょよ)に私事を洩らす事が少なくないに拘わらず...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...二七 楮の長い繩を延ばして...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...の頭には楮幣(ちょへい)を焚いたがために甦ったという烏老のことや...
田中貢太郎 「令狐生冥夢録」
...懐中ノ楮墨(ちょぼく)ヲ探リテ予ト筆談ス...
中島敦 「斗南先生」
...浜木綿とは浜に生じているハマオモトの茎の衣を木綿(ユフとは元来は楮すなわちコウゾの皮をもって織った布である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...純楮の「石州」であつて...
柳宗悦 「和紙十年」
...楮の甘皮が人に代つて染めてくれたのである...
柳宗悦 「和紙の教へ」
...だが私だつたら「片楮」とでも云ひ直したいところである...
柳宗悦 「和紙の教へ」
...雁皮と楮と三椏と...
柳宗悦 「和紙の美」
...楮(こうぞ)の紙の手に入らぬ時代...
柳田国男 「雪国の春」
...あらたに御発行なされた“楮幣(ちょへい)”と申す貨幣なのだぞ...
吉川英治 「私本太平記」
...この正月からみなこの楮幣(ちょへい)で支払われたのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...楮幣拒否罪だったのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...楮幣で洟(はな)をかンだことが知れて引っ張られた遊女(あそびめ)だの...
吉川英治 「私本太平記」
...佐女牛のおやしきでね」「銭(ぜに)ではいけないのか」「楮幣にかぎる...
吉川英治 「私本太平記」
...楮幣にかぎるという倉出しは...
吉川英治 「私本太平記」
...一時は楮幣(ちょへい)楮幣と大人気かと思ったら...
吉川英治 「私本太平記」
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