...前の土曜日に支那の友人楮民誼君に伴はれて初めて同家を訪問したが...
石川三四郎 「浪」
...一五 サカキに玉と鏡と麻楮をつけるのは...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...四三 楮の衾のざわざわする下で...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...外に積んだ楮(かぞ)のなかから...
徳田秋声 「あらくれ」
...一日かかって四十把(ぱ)の楮(かぞ)を漉(す)くのは...
徳田秋声 「あらくれ」
...材料は凡て楮(こうぞ)で強い張りのある紙であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...奉書は楮紙(こうぞし)でありますが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...楮殼を惜し氣なくどん/\焚く...
横瀬夜雨 「田舍の新春」
...あらたに御発行なされた“楮幣(ちょへい)”と申す貨幣なのだぞ...
吉川英治 「私本太平記」
...楮幣拒否のかどで捕えた入牢(じゅろう)中の者をみな...
吉川英治 「私本太平記」
...「どうしてだろう?」「楮幣を断わッたぐらいな科(とが)で」「まちがいだ...
吉川英治 「私本太平記」
...楮幣五百文は銭(ぜに)五百文と同様に通用する...
吉川英治 「私本太平記」
...こん夜ここでの楮幣は...
吉川英治 「私本太平記」
...楮幣と引き替えで売ってやろう」遊女(あそびめ)たちはやや色めいた...
吉川英治 「私本太平記」
...三人抜くと楮幣(ちょへい)が十枚...
吉川英治 「私本太平記」
...ただ楮幣を紙吹雪とすればよいのであった...
吉川英治 「私本太平記」
...さっそく楮幣をかきあつめ...
吉川英治 「私本太平記」
...楮幣人気が沸(わ)いてきたものだった...
吉川英治 「私本太平記」
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