...前の土曜日に支那の友人楮民誼君に伴はれて初めて同家を訪問したが...
石川三四郎 「浪」
...楮で作つた綱は白い...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...郡宰としての先生の治績には、父老会飲、賞罰の厳明の如き徳育風教の振興は勿論、社会法の徹底、均田法の施行、毛減課、製鉄資金の融通、製紙座法の改弊、柿、楮、煙草、麻、牧馬牛の奨励等による産業助長の如きがある...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...飯山地方ではあの紙の原料である楮の皮を晒すのにそこの雪を利用いたしております...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...純楮古式の紙のみを頼んだ...
柳宗悦 「全羅紀行」
...楮の甘皮(あまかわ)から出てくるものであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...だが私だつたら「片楮」とでも云ひ直したいところである...
柳宗悦 「和紙の教へ」
...一片の楮紙でも無駄にするには忍びない...
柳宗悦 「和紙の教へ」
...雁皮(がんぴ)と楮(かうぞ)と三椏(みつまた)と...
柳宗悦 「和紙の美」
...雁皮紙は上位を、楮紙は右位を、三椏紙は左位を占める...
柳宗悦 「和紙の美」
...この正月からみなこの楮幣(ちょへい)で支払われたのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...こやつも楮幣に不服なのか...
吉川英治 「私本太平記」
...楮幣裏付けの信用にもなり...
吉川英治 「私本太平記」
...新しい銭札(せんさつ)の楮幣(ちょへい)がいっぱいにつまっていた...
吉川英治 「私本太平記」
...こん夜ここでの楮幣は...
吉川英治 「私本太平記」
...さらに楮幣のお祝儀(はな)を...
吉川英治 「私本太平記」
...楮幣(ちょへい)はどこでもよろこばれるものとなり...
吉川英治 「私本太平記」
...――楮幣(ちょへい)のよびおこした物価の昂騰(こうとう)もようやくひどいものになってきて...
吉川英治 「私本太平記」
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