...新右衛門に訊いて笑はれるのも業腹(ごふはら)なので...
薄田泣菫 「茶話」
...皮肉交りに云われそうなのが業腹(ごうはら)で...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...皮肉交りに云はれさうなのが業腹(ごうはら)で...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...お神さんのあるのが業腹(ごうはら)で帰してやるのがいやなんです...
徳田秋声 「仮装人物」
...「このままで引込むのも業腹(ごうはら)だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...誰か取ってしまった時に米友が持って出たと思われるのが業腹(ごうはら)だと米友は...
中里介山 「大菩薩峠」
...思えば思えば業腹(ごうはら)でたまらないのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...聞かれて知らねえというのも業腹だから...
中里介山 「大菩薩峠」
...一と晩の違いで三千両の始末をされるのも業腹(ごうはら)だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...馬鹿にされるのも業腹(ごうはら)だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...十手捕縄を預かってこんなことを言うのは業腹(ごうはら)だが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...業腹(ごうはら)だがとうとう縄を解いてしまったよ」「いつ?」「ツイ先刻(さっき)さ」「そいつは気が早い...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三輪の親分に先手を打たれちゃ業腹(ごうはら)じゃありませんか」ガラッ八は一生懸命に説き立てました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いまだに金井さんの体術にかなわねえなあわっしも業腹で堪らねえ...
吉川英治 「剣難女難」
...業腹(ごうはら)気味というよりは...
吉川英治 「私本太平記」
...業腹(ごうはら)だから今日は向うをコジ開けて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...毒を呑ませやがったのも業腹(ごうはら)なんで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...業腹(ごうはら)でならねえ」とか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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