...それがために種々の大事業も起ってきた...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...中には四割五割の利益のある事業もまた必ずしもないではない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...国内財閥の事業も財産もことごとく政府に没収されて...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...三四軒あつた同業もすつかり足を洗つて...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...商業も盛んであると同じように...
田山花袋 「田舎教師」
...事業もせずに、戦場へ兵士となってさえ行かれずに」こう思うと、その青年、田舎に埋もれた青年の志ということについて、脈々とした哀愁が私の胸を打った...
田山花袋 「『田舎教師』について」
...いかなる企業も、極端に奔れば有害になるのでありますが、就中印刷せられたる言論程、極端に奔つて危険を生ずるものはありますまい...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...是れといふべき格別の事業もなきに似たり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...赫々(かくかく)たる功業もなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...御承知の通り学校を出たばかりでまだ一定の職業もなにもない貧書生だが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...第一に相手が身分も地位も財産も一定の職業もない僕だという事が...
夏目漱石 「明暗」
...今では修業もだいぶでき上がっていると云う話だったが...
夏目漱石 「門」
...五十年近い俺の稼業も...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...文学修業も広汎なものね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今日まで為した無数の諸悪や業も...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...たとえば、近来の文談会なども、六波羅など眼中にもない振舞だったし、そこでの口吻は、みな天皇の御意志かの如く受けとられ、倒幕の大業も、宣旨(せんじ)一枚の料紙で足るような驕(おご)りに酔っていた風であった...
吉川英治 「私本太平記」
...その一気呵成(いっきかせい)の大業もまた波瀾万丈(はらんばんじょう)な毎日毎日であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...いかなる仕業もやり遂げたのである...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
便利!手書き漢字入力検索