...すでに横山大観先生の楠公が納まっているのである...
上村松園 「楠公夫人」
...小楠翁に陪(ばい)して天下を周遊するに際し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...君は楠とは違うんだ...
豊島与志雄 「立札」
...芳年は王政復古の思想に迎合すべく菅公(かんこう)楠公(なんこう)等の歴史画を出(いだ)して自家の地位を上げたり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...しかし余は全く辞退して前社長楠本男...
中里介山 「生前身後の事」
...日本六十余州を相手として戦えると大楠公(だいなんこう)も保証している...
中里介山 「大菩薩峠」
...「楠氏の鎧でございますか」「……そうだ」「幼い頃いちにど拝見をした覚えはございますが...
山本周五郎 「新潮記」
...そして熊笹の所々に頭を顕(あらわ)して黄色い石楠花が咲いている...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...相木熊楠(くまくす)は笑った...
吉川英治 「篝火の女」
...けさから姿を失せたといわれております」「中院(楠木家の菩提寺(ぼだいじ))の者までもか」「はい...
吉川英治 「私本太平記」
...「楠木が都へ攻め入ってくる」などという声まで真(まこと)らしく立って来たからだった...
吉川英治 「私本太平記」
...楠木勢だけの一手じゃった」と...
吉川英治 「私本太平記」
...楠多聞兵衛(くすのきたもんのひょうえ)にてもあれば知らぬこと...
吉川英治 「新書太閤記」
...城下の高田原楠町に住んでいたそうである...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...あれは古くからある楠流(くすのきりゅう)や唐書の六韜(りくとう)を焼直して...
吉川英治 「宮本武蔵」
...『あっ? ……やっぱり相手は格之進』楠平は...
吉川英治 「夕顔の門」
...鷹小屋の呻(うめ)き一楠平やその友達や...
吉川英治 「夕顔の門」
...四邊の山林から樟腦を作る楠と紙を製(つく)るに用ふる糊の原料である空木(うつぎ)の木とを採伐することに着手した...
若山牧水 「姉妹」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??