...原型の楠公像はすべて檜材を用い...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...而(しこう)して当時横井小楠また藩学の因循論と相容れず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...楠木神社も立派な宮居となり...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...その後家の者はそこに小さな胡麻石の碑がたてられそのうへに私の手で 嗚呼忠臣楠氏之墓 と書いてあるのを見出した...
中勘助 「銀の匙」
...私は病院で「ある程の菊投げ入れよ棺(かん)の中」という手向(たむけ)の句を楠緒さんのために咏(よ)んだ...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...国泰寺の大きな楠(くすのき)も根こそぎ転覆していたし...
原民喜 「夏の花」
...熊楠いう、茅の芽は鋭くて人の足に立ち傷(いた)める...
南方熊楠 「十二支考」
...逃げも出来まい」楠木正季は...
吉川英治 「私本太平記」
...では、楠木多聞兵衛正成(くすのきたもんびょうえまさしげ)と、貴僧とは」「いやすでに、前代楠木正遠が、北河内の玉櫛(たまくし)ノ庄(しょう)の出屋敷にあって、あの辺りの散所を支配していた頃からの誼(よし)みでおざった」「して、卯木とは」「あれは、その正遠の末娘よ」「すると、正遠は、はや亡き人ゆえ、卯木の実家方(さとかた)をたどるなれば、必然、水分(みくまり)にて家督をつぎおる現当主、楠木兵衛となりますな」「さよう...
吉川英治 「私本太平記」
...大塔ノ宮一味や楠木の残党が...
吉川英治 「私本太平記」
...「楠木勢の押さえに赴(ゆ)くご用意がおありであろうか」と...
吉川英治 「私本太平記」
...おそらく楠木正成は...
吉川英治 「私本太平記」
...正成の方はどうなっていたか?このさいにおける楠木正成の態度は...
吉川英治 「私本太平記」
...もし楠木へぶつかって行ったら...
吉川英治 「私本太平記」
...――正成の一族楠木正家も先に派遣されて...
吉川英治 「私本太平記」
...楠木?」「楠木勢だと」と...
吉川英治 「私本太平記」
...楠木正行(まさつら)や北畠顕家(あきいえ)などは...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...七たび生れてこの国を護らんと仰っしゃった大楠公の御心(みこころ)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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