例文・使い方一覧でみる「楚々」の意味


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...楚々衣にも堪(た)えぬらしい妻を良人(おっと)が扶(たす)けて...   楚々衣にも堪えぬらしい妻を良人が扶けての読み方
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」

...トオスミトンボのような楚々(そそ)たる者もあり...   トオスミトンボのような楚々たる者もありの読み方
高村光太郎 「蝉の美と造型」

...弱々しいが楚々(そそ)とした美しさを持った顔と云えば...   弱々しいが楚々とした美しさを持った顔と云えばの読み方
谷崎潤一郎 「細雪」

...かえって楚々として人を動かします...   かえって楚々として人を動かしますの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...お夏は可憐で楚々として...   お夏は可憐で楚々としての読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...その楚々(そゝ)たる姿や青春の美しさが沁み出るやうな御詠歌(ごえいか)の聲や...   その楚々たる姿や青春の美しさが沁み出るやうな御詠歌の聲やの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...鬱屈のない楚々たる微笑を浮べた...   鬱屈のない楚々たる微笑を浮べたの読み方
牧野信一 「淡雪」

...誰からでも直ぐに圧迫を覚える滝であつたが蜻蛉のやうに楚々たる体格の小柄なNからは何んな自分のわざとらしさを感じたこともありません...   誰からでも直ぐに圧迫を覚える滝であつたが蜻蛉のやうに楚々たる体格の小柄なNからは何んな自分のわざとらしさを感じたこともありませんの読み方
牧野信一 「舞踏会余話」

...ある者は楚々(そそ)としてしなやかなのを...   ある者は楚々としてしなやかなのをの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...楚々(そそ)と通る人があった...   楚々と通る人があったの読み方
吉川英治 「三国志」

...呼べば妻の小右京がいまにもそこらの渡りから「はい」と答えて自分の前に楚々(そそ)と来そうな気配にさえとらわれた...   呼べば妻の小右京がいまにもそこらの渡りから「はい」と答えて自分の前に楚々と来そうな気配にさえとらわれたの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...「なんのおかまいも出来ませぬが、父は、この通りはなし好き、どうぞごゆるり遊ばして」それから、手料理の膳部(ぜんぶ)と、銚子(ちょうし)など、楚々(そそ)と、運んで来た...   「なんのおかまいも出来ませぬが、父は、この通りはなし好き、どうぞごゆるり遊ばして」それから、手料理の膳部と、銚子など、楚々と、運んで来たの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...ほんのりと、楚々とある...   ほんのりと、楚々とあるの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...駒を降りて楚々(そそ)...   駒を降りて楚々の読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...――と、そのうちに施主(せしゅ)の巧雲が、楚々(そそ)と、前へすすんで香(こう)を拈(ねん)じる...   ――と、そのうちに施主の巧雲が、楚々と、前へすすんで香を拈じるの読み方
吉川英治 「新・水滸伝」

...やがて、土肥家の側が、ずらりと、坐り終わったところで、花嫁は、つのかくしを、俯向(うつむ)けて、庄次郎のそばへ、楚々(そそ)と、手を曳かれてきた...   やがて、土肥家の側が、ずらりと、坐り終わったところで、花嫁は、つのかくしを、俯向けて、庄次郎のそばへ、楚々と、手を曳かれてきたの読み方
吉川英治 「松のや露八」

...楚々(そそ)としてそこへはいって来たのは...   楚々としてそこへはいって来たのはの読み方
吉川英治 「牢獄の花嫁」

...御新造先生の楚々(そそ)たる歩みと...   御新造先生の楚々たる歩みとの読み方
吉川英治 「忘れ残りの記」

「楚々」の読みかた

「楚々」の書き方・書き順

いろんなフォントで「楚々」


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