例文・使い方一覧でみる「楊梅」の意味

...楊梅は私の育った下関の家にもあったし... 楊梅は私の育った下関の家にもあったしの読み方
青木正児「九年母」

...悪性を極めた楊梅瘡（やうばいさう）を癒（いや）した事に気づいたのであつた... 悪性を極めた楊梅瘡を癒した事に気づいたのであつたの読み方
芥川龍之介「南京の基督」

...山に楊梅（やまもも）を取りに行ったり... 山に楊梅を取りに行ったりの読み方
梅崎春生「桜島」

...夏になると楊梅が... 夏になると楊梅がの読み方
薄田泣菫「艸木虫魚」

...少將殿こそ深山木（みやまぎ）の中の楊梅... 少將殿こそ深山木の中の楊梅の読み方
高山樗牛「瀧口入道」

...竝（な）み居る人よりは深山木（みやまぎ）の楊梅と稱（たゝ）へられ... 竝み居る人よりは深山木の楊梅と稱へられの読み方
高山樗牛「瀧口入道」

...楊梅の瀑といはれてゐる... 楊梅の瀑といはれてゐるの読み方
近松秋江「湖光島影」

...楊梅（やまもも）も国を離れてからは珍しいものの一つになった... 楊梅も国を離れてからは珍しいものの一つになったの読み方
寺田寅彦「郷土的味覚」

...それから十市（とうち）の作さんという楊梅売りのとぼけたようで如才（じょさい）のない人物が昔のわが家の台所を背景として追憶の舞台に活躍するのである... それから十市の作さんという楊梅売りのとぼけたようで如才のない人物が昔のわが家の台所を背景として追憶の舞台に活躍するのであるの読み方
寺田寅彦「郷土的味覚」

...たしかこれらの楊梅が始めて四つとか五つとかの実を着けたという消息を聞いたことがあったように思う...
寺田寅彦「郷土的味覚」

...その後さらに数年を経過した現在のこの楊梅の苗の運命がどうなっているか...
寺田寅彦「郷土的味覚」

...伊東へ行く機会があったら必ず訪ねてみようと思うものの一つにはこの楊梅のコロニーがあるのである...
寺田寅彦「郷土的味覚」

...それでもまだ楊梅や寒竹の筍は見られない... それでもまだ楊梅や寒竹の筍は見られないの読み方
寺田寅彦「郷土的味覚」

...「お銀（ぎん）が作った大ももは」と呼び歩く楊梅（やまもも）売りのことは... 「お銀が作った大ももは」と呼び歩く楊梅売りのことはの読み方
寺田寅彦「物売りの声」

...お銀はいつの頃かの楊梅の産地の美人の名であらう）など聯想をつゞけて居るうちにこれも圖案にしたくなつて楊梅の枝を小包で送つてもらつたりした...
土井八枝「隨筆　藪柑子」

...果実にも桃（もも）・梨（なし）・楊梅（やまもも）・覆盆子（いちご）等... 果実にも桃・梨・楊梅・覆盆子等の読み方
柳田国男「母の手毬歌」

...三抱へも有るかと思ふ楊梅（やまもゝ）の老木があつた... 三抱へも有るかと思ふ楊梅の老木があつたの読み方
柳田國男「祭のさまざま」

...あの楊梅の実を取つて食べてゐるさうである... あの楊梅の実を取つて食べてゐるさうであるの読み方
柳田國男「祭のさまざま」

「楊梅」の読みかた

「楊梅」の書き方・書き順

いろんなフォントで「楊梅」