...むかしから其辺に櫛比(しっぴ)していた楊弓場(ようきゅうば)銘酒屋のたぐいが悉(ことごと)く取払いを命ぜられ...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...――第一に余が楊弓で眼を射られた時...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...楊弓を射たのはこの女ではない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五この辺で少しばかり楊弓の事を説明しておかなければなりません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...町人の玩(もてあそ)ぶ楊弓の矢で眼を一つ潰されては...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...楊弓の技(わざ)に優れた人だつたら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...楊弓で射潰(いつぶ)したのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...折よく持つて居た楊弓で射たと致しますと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二人は軒並の楊弓場を覗きながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...楊弓の腕前は確かだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どうも、何處かで見た顏に違ひないが、夜つぴて考へても思ひ出せねえ」「あの野郎の身許なら、見附へ曝(さら)すまでもなくわかりましたよ」「誰だえ?」「深川の三十三間堂前に矢場を開いてゐた、半九郎ですよ」「あ、成程あの男か」「大弓は引かないが、半弓と、楊弓の名人で、若い女を置いて、結改場(けつかいば)(楊弓場)を開き、いろいろ噂になつた男ですよ」「すると?」「あの矢は、楊弓の矢よりは大きく、半弓の矢よりは小さいやうだが、恐ろしく頑丈な矢で」「それはわかつたよ、あの矢は駕籠(かご)半弓の矢だ、――俺は今朝横町の道場で訊いたが、半弓よりは少し小さくて、結構ものの役に立つ、枕(まくら)半弓とか、駕籠半弓といふものがあるさうだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まだ暮しのよかつた頃楊弓に凝(こ)つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...家から楊弓を持出して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...楊弓の矢は外れて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...楊弓では四五間もある庭先から飛ぶ筈はない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...楊弓や吹矢(ふきや)の店が連なった盛り場だったが...
長谷川時雨 「古屋島七兵衛」
...麻は間もなく楊弓店を出た...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...浅草の奥山等に名残りを止めて楊弓店営業と鹿爪(しかつめ)らしい看板...
山本笑月 「明治世相百話」
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