...頭の上に広がった桜の葉蔭からは桜桃についた一群の椋鳥(むくどり)が驚いてうとましい声を立てながら一時に飛び立った...
有島武郎 「フランセスの顔」
...椋島の姿をみとめたのである...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...椋の木の根方はむざんに掘りかえされてある...
海野十三 「少年探偵長」
...そういってからたばこに火をつけるあいだ黙っていてまいねんわたくしは巨椋(おぐら)の池へ月見にまいるのでござりますがこよいはからずもこのところを通りましてこの川中の月をみることが出来ましたのは何よりでござります...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...椋鳥?┌ツツジ├ヒノキ苗└散松葉墓碑...
種田山頭火 「旅日記」
...十六野中兼山(のなかけんざん)が「椋鳥(むくどり)には千羽に一羽の毒がある」と教えたことを数年前にかいた随筆中に引用しておいたら...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...椋鳥又は樫鳥の一群認め...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...椋鳥は立ちなおりました...
豊島与志雄 「椎の木」
...椋鳥の群れはまだ戻ってきませんし...
豊島与志雄 「椎の木」
...椋(むく)の木の葉はわずかしか残っていませんでした...
豊島与志雄 「狸のお祭り」
...たくさんの椋鳥(むくどり)がその枝にとまっていました...
豊島与志雄 「狸のお祭り」
...家へ帰ると椋の葉だったのです...
豊島与志雄 「狸のお祭り」
...もう一つ――京都の巨椋(おぐら)の池で...
中里介山 「大菩薩峠」
...何だか締りの無いやうな椋鳥臭い男が出て來て...
森林太郎 「混沌」
...旅帰りの椋鳥(むくどり)は慰め顔にも澄ましきッて囀(さえず)ッている...
山田美妙 「武蔵野」
...そこにすばらしく大きい椋(むく)の大木(たいぼく)がある...
吉川英治 「神州天馬侠」
...居士はゆうぜんと椋(むく)の木の根(ね)に腰をすえて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...しかし巨椋池(おぐらいけ)のまん中で...
和辻哲郎 「巨椋池の蓮」
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