...宮のまはりにある椋(むく)の林は...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...3椋島(むくじま)技師は大臣のさし廻してくれた幌(ほろ)深(ふか)い自動車の中に身を抛(な)げこむと...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...「椋島君は、鬼村さんの御令嬢が昨日家出されたので、それで忙しいらしいですよ」と隣りの化学者が囁(ささや)いた...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...もう死刑執行の日も近い筈の椋島技師のいとも晴やかな笑顔があった...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...もう一人は小禽暖室(しょうきんだんしつ)の畜養(ちくよう)主任の椋島二郎(むくじまじろう)という者...
海野十三 「爬虫館事件」
...この榎樹から東の方に並んで数本の大きな椋(むく)の樹があった...
寺田寅彦 「郷土的味覚」
...椋の実はちょっと干葡萄のような色と味をもっている...
寺田寅彦 「郷土的味覚」
...烏は椋鳥に眼もくれないで...
豊島与志雄 「椎の木」
...例の椋(むく)の木を見上げました...
豊島与志雄 「狸のお祭り」
...その傍に榎や椋や椿の古木が並んで...
豊島与志雄 「幻の園」
...「この巨椋の池の御留場(おとめば)は...
中里介山 「大菩薩峠」
...真暗い空洞の中の一本道を椋鳥に云はれたやうに歩いて行きました...
野口雨情 「仲のわるい姉妹」
...言わば椋鳥格(むくどりかく)で行って見ることになりました...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...所謂椋鳥のやうな風をしてゐる...
森林太郎 「混沌」
...椋鳥(むくどり)とか雲雀(ひばり)とかいう地面を恋しがる鳥は...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...時遷はいつのまにか大きな椋(むく)ノ木の梢(こずえ)に...
吉川英治 「新・水滸伝」
...椋(むく)の葉のしずくが...
吉川英治 「親鸞」
...巨椋池のあの蓮の光景が...
和辻哲郎 「巨椋池の蓮」
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