...この森は私たちの棲処です...
...新しい棲処を見つけることが大変だ...
...外国に移り住むと、新しい棲処を見つけることが必要です...
...彼女は自然の中にある小さな棲処を作った...
...動物たちが自分たちの棲処を求めて旅をしている...
...海中にて現われたる神女を以て、海神の女とし、其棲処を以て、海底の宮殿とする説話は、其結構に於て、最も自然にして、従て最も信ず可きものなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...而して、後の神仙説が、神仙の棲処を、東海中に置きしこと、これ日本神仙説の発生を促したる、最初の動機なりと云う可し...
高木敏雄 「比較神話学」
...それが自分の夢のような記憶の中ではニンフの棲処(すみか)とでも云ったような不思議な神秘的な雰囲気につつまれて保存されているのである...
寺田寅彦 「郷土的味覚」
...どうしても日本はやはり八百万(やおよろず)の神々の棲処(すみか)であり...
寺田寅彦 「札幌まで」
...同じ様な楽しみのある三つの棲処(すみか)を得たのだ...
ボードレール 富永太郎訳 「計画」
...その時分は荒れ果てて狐狸の棲処(すみか)となっていた蛇滝の参籠堂に...
中里介山 「大菩薩峠」
...孤島とを棲処(すみか)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分の生涯を托する安楽な棲処(すみか)があるものだと思われてならないのらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...その安達の黒塚の鬼の棲処(すみか)へ送りつけられて来たものだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...ありったけの智能を絞って自己の棲処(すみか)――窖を営む...
中島敦 「狼疾記」
...年々池辺の蛇を食いその棲処(すみか)を荒らす故...
南方熊楠 「十二支考」
...峰前是我曾棲処...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...エドムは荒れ果ててペリカンと刺蝟(はりねずみ)と野犬と狼と妖怪の棲処(すみか)になる...
矢内原忠雄 「帝大聖書研究会終講の辞」
...野犬の棲処(すみか)が蘆葦(あしよし)の繁茂する処とならんことである...
矢内原忠雄 「帝大聖書研究会終講の辞」
...狐狸の棲処(すみか)...
山本笑月 「明治世相百話」
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