...棟まで水にひたったのである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...三年の月日を姉と呼び妹と呼んで一棟の寄宿舎に起臥(おきふし)を共にした間柄...
石川啄木 「鳥影」
...棟上げは二、三日延ばしても仏滅の日にせよ...
丘浅次郎 「改善は頭から」
...棟続きの隣の家に松居松葉(まついしょうよう)君が一時住まっていた事があった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...久松家の所有になってから直ぐその家に隣ってやや広い座敷が二間ばかりある時々の集会などに用うる一棟の別座敷が作られた...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...同じ棟に住まうインド人の学生で...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...私は療養の末、病棟を歩き回り、ヴェランダで日光浴が出来るほどまで回復したのだが、そんなときインド領の呪いこと腸チフスにかかり、病床に伏してしまった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...或は彼を文武の棟梁なりと稱し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...棟行(むねゆき)は十二三間もあろうか...
中里介山 「大菩薩峠」
...その御殿の中に一種異様な別棟を一つ建てられた...
中里介山 「法然行伝」
...「この偽の絵図面には棟梁柏木藤兵衛とありますね」「左様(さよう)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まだ棟梁の初三郎の家にゴロゴロしている身分で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...外来病棟へもぐりこめるからです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...彼は自分らの棟梁をその家にたずねて来たのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...その屋の棟に金箔の僅かに残りたる十字架は...
正岡子規 「四百年後の東京」
...十か十一頃の時の話じゃよ」棟方与右衛門は...
吉川英治 「鬼」
...武家の棟梁(とうりょう)...
吉川英治 「新書太閤記」
...――あの橋を渡ると、紀伊様のおくら屋敷、そのお隣が、京極(きょうごく)主膳様、その次が加藤喜介様、それから松平周防守(すおうのかみ)様――」女は、堀の向うに見える、浜倉だの、塀だのの棟を、指で数えて、「たしか、その次あたりのお屋敷がそうだよ」と、いう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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