...この棟(むね)の低い支那家(しないえ)の中には...
芥川龍之介 「将軍」
...或ときは四層の屋の棟(むね)に騎(の)り...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...透(すか)して見ると、灰色の浪を、斜めに森の間(なか)にかけたような、棟の下に、薄暗い窓の数、厳穴(いわあな)の趣して、三人五人、小さくあちこちに人の形...
泉鏡花 「悪獣篇」
...(こうした棟割長屋のどこかに...
海野十三 「爆薬の花籠」
...古ぼけた二階建の棟割り長屋で...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...両手で輪を描いて刀の棟にブラ下がり...
中里介山 「大菩薩峠」
...日は高く屋(や)の棟(むね)を照らしている...
夏目漱石 「永日小品」
...一方は押し潰(つぶ)したような三軒長屋が一と棟...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...廊下續きながら別棟(べつむね)に一つの建物があり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...町役人や棟梁乙松の子分達の振り照す夥(おびたゞ)しい提灯の中に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...屋の棟に鰹木(かつおぎ)でも載っているよう...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...まっくらな阿波屋の家(や)の棟(むね)を...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...幾つの棟(むね)に分かれた建物を上手(じょうず)にはなやかに住みなしているのを見て大臣の心はしんみりと濡(ぬ)れていった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...萱屋根の上に棟押(むねおさ)えの木を組んでのせたもので...
柳田国男 「母の手毬歌」
...または新築の棟木(むなぎ)をあげる日なども...
柳田国男 「母の手毬歌」
...棟割り長屋が並んでおり...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...五棟並んでいる武庫(ぶこ)を右に...
山本周五郎 「花も刀も」
...牢番ばかりが住んでいる棟がある...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
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