...大きいビルデイングは幾棟(むね)もかすかに銀色に澄んだ空に窓々の電燈をきらめかせてゐた...
芥川龍之介 「或阿呆の一生」
...城の天守の棟に飾った黄金の鯱(しやち)ほどに見えようと思う...
泉鏡花 「海神別荘」
...屋の棟に近い窓に...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...長い棟(むね)の上を...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...原っぱに棟割り長屋が建った...
高見順 「いやな感じ」
...母屋(おもや)から独立した平家建ての一棟(ひとむね)で...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...邸の別棟で遠くラジオが聞える...
富田常雄 「面」
...或は彼を文武の棟梁なりと稱し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...「棟梁の掟の程拍子を中心に案得して倶行同心の曲風をなすべし」と教へ...
野上豊一郎 「演出」
...そのことばかり心配していたのでしたが……」雨雲がロッジの棟の近くまで舞いさがってきて...
久生十蘭 「肌色の月」
...こはれたりしたのが七十二萬九千六百餘棟(しちじゆうにまんくせんろつぴやくよむね)...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...町はずれの住んだ家に来て見れば母屋づくりの立派な一棟(ひとむね)のなかから...
室生犀星 「荻吹く歌」
...二番の白洲から獄棟(ごくとう)すべて...
吉川英治 「私本太平記」
...棟梁ども」藤吉郎は...
吉川英治 「新書太閤記」
...屋(や)の棟(むね)を仰いだりして...
吉川英治 「新書太閤記」
...すべて木口もしっかりとした別棟である...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...木につつまれた一棟(ひとむね)がある...
吉川英治 「源頼朝」
...一つ棟に住んでいるさえ...
吉川英治 「柳生月影抄」
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