...女人をして惚々(ほれぼれ)させないではいない有名なる巨躯紅肉(きょくこうにく)が棒鱈(ぼうだら)のように乾枯(ひか)らびて行くように感ぜられるに至ったので...
海野十三 「奇賊悲願」
...おまけに学のある棒鱈(ぼうだら)ときている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...……その棒鱈がさ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...棒鱈にのみ海の恩恵を知る農家も...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...残る二本は到来の棒鱈(ぼうだら)のように手持無沙汰にぶら下げているのは馬鹿馬鹿しい...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...伊太利(イタリー)乾物屋の店先の棒鱈のように寝そべっているのは...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...宅の玄関先に棒鱈(ぼうだら)のようにぶら下っているのを...
水上滝太郎 「遺産」
...棒鱈と豆もやしの桶をならべた暗くしめっぽい店だの古綿打直しやの店だのの並んだ横丁をぬけて...
「朝の風」
......
柳田國男 「祭禮名彙と其分類」
便利!手書き漢字入力検索