...今月も稼ぎ高と罰金とが棒引きだ...
丹沢明 「工女の歌」
...とにかく気に入った! 借金なんか棒引きにしてやってもいいくらいだ……腹の虫まで...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...静かにそれを追いのけるという事が金棒引きの口から伝えられていた...
寺田寅彦 「芝刈り」
...人の噂や金棒引きのように...
戸坂潤 「思想としての文学」
...近所に金棒引きの奥さんが居て...
豊島与志雄 「理想の女」
...町内の金棒引きも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さうして読んでゐた間の不満は大概棒引きにすることが出来た...
牧野信一 「海浜日誌」
...それを掘り取ってわが君の穀を食った分を棒引きに願うと...
南方熊楠 「十二支考」
...彼のわたしに対する義理を棒引きにしてやるのも業腹だし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その劬りで放蕩が棒引きされ...
矢田津世子 「女心拾遺」
...それで不服なら貸した分は棒引きにするから...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...罪と功(てがら)が棒引きになるぐらいが上の部だ...
吉川英治 「三国志」
...そのへんの金棒引きが...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...一つ残らずこのあたしが背負いこまなけりゃならないんだわ! そんな話って一体あるもんかしら!」「ところが金棒引きどころか...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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