...棉の綺麗にえんでるのを見て嬉しそうにそう云った...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...それじゃ一所に行きましょう」弁当は棉の中へ隠し...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...『綿は棉の木といふ草の円莢に入つてゐる毛房であります...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...あめりか南部棉花栽培地方のはなし...
谷譲次 「踊る地平線」
...ル・アーヴル(Le Havre)は棉花(めんか)市場であり...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...うすら寒い秋の暮れに祖母や母といっしょに手んでに味噌(みそ)こしをさげて棉畑(わたばたけ)へ行って...
寺田寅彦 「糸車」
...郷里で「あお北(ぎた)」と呼ぶ秋風がすぐそばの竹やぶをおののかせて棉畑に吹きおろしていたような気がする...
寺田寅彦 「糸車」
...尤も婦女子や老人は上着は木棉でも...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...棉打唄丘の榎木(えのき)に蔓葛(かつら)が萠える鷽(うそ)が鳴くわい酒屋の背戸(せど)で...
野口雨情 「野口雨情民謡叢書 第一篇」
...木棉の金入を出して錦をかやれ...
三田村鳶魚 「女順禮」
...夜など棉の実が割れ...
柳田国男 「故郷七十年」
...所々とびとびに摘み取る棉畑の面白さ...
柳田国男 「故郷七十年」
...そうしていよいよ棉種(わただね)の第二回の輸入が...
柳田国男 「木綿以前の事」
...参木は高重につれられて梳棉部(カード)から練条部(ドローイング)へ廻って来た...
横光利一 「上海」
...印度への外国棉布の輸入に対し関税の引き上げを政府へ向って要求した...
横光利一 「上海」
...金と銀との運動の変化や棉花の売買方法を私に知られる限り知ろうとした...
横光利一 「静安寺の碑文」
...原棉が栽培される土地の耕作に必要な労働がある...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...ポウランドの穀物及びカロライナの原棉は...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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