...道理が許さねば之(これ)を棄てる――ただそれ丈である...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...而(しか)してこれはこれ棄てんとしても棄てることの出来ない最大の義務である...
大隈重信 「始業式訓示」
...音もさらさらと天の眞名井(まない)の水で滌(そそ)いで囓(か)みに囓(か)んで吹き棄てる息の霧の中からあらわれた神の名はタギリヒメの命またの名はオキツシマ姫の命でした...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...焼いて棄てるにしては勿体(もったい)なし...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...知つて居るが之を天なりとして棄てることが多い...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...道に棄てると云ふ様なこともありまして...
徳富蘇峰 「弟を葬る」
...同じ棄てる命なら...
直木三十五 「南国太平記」
...どうしても棄てることの出來ないのは三阪等と企てたある計畫であつた...
平出修 「計畫」
...そんな気分を振り棄てるやうに...
牧野信一 「地球儀」
...焼き棄てる間もなかつたので机の抽出しに無造作に投げ込んだ...
牧野信一 「冬の風鈴」
...ケーブルを棄てるとしきりに霧が這(は)ってきては私たちを包み...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...それを段の上に投げ棄てると...
室生犀星 「はるあはれ」
...今の制度を棄てるべきではないか...
柳宗悦 「工藝の道」
...それには第一に小さな自我を棄てるがよい...
柳宗悦 「民藝四十年」
...結婚してからもおそらくその誇りを棄てることはないでしょう...
山本周五郎 「いさましい話」
...「子供を棄てる奴が湯に這入って帰るチウは可笑(おか)しいじゃないか...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...そんなにして棄てる位なら...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...「……か……勝手にせい」と言い棄てると額に青筋を立てたまま座敷に入って障子をハタを閉めた...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
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