...官を棄つる事弊履の如しで……」「尚だ官に就かんのぢやないか...
内田魯庵 「貧書生」
...信仰を棄つれば問題は忽(たちま)ち解ける...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...己れ棄てんとして棄つべからず...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...次に投げ棄つる御帶に成りませる神の名は...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...次に投げ棄つる右の御手の手纏に成りませる神の名は...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...されど棄つるも惜しければ...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...彼の母夢にトロイアはパリスの故に亡ぶべしと見たる故に恐れて山中に棄つ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...故に彼は之を棄つること弊履の如く夫れ輕かりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...独居の幽趣亦棄つべきにあらず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...私はどこかへ打棄つてしまはれたやうな心持になつた...
長塚節 「隣室の客」
...われわれは客分のことなるゆえ一命を棄つるは過分なりとて逃げ走る者多かるべし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...わが学術のいまだ彼に及ばざるがために日本の財貨を外国へ棄つることなり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...身は海底に棄つるとも...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...打棄つて置かれたままで...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「巴里の手紙」
...諸比丘それは大徳病気の療治に蓄えたのだから棄つるなかれと言うと...
南方熊楠 「十二支考」
...父母怖れて棄つると猴が葛(くず)の葉を食わせて育てた...
南方熊楠 「十二支考」
...荷を棄つる用に立働く水夫の声も聞き馴れぬものにて...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...大事を棄つる理がありましょうか...
吉川英治 「三国志」
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