...友人の紹介で梵妻(ぼんさい)あがりで小金(こがね)を溜(た)めていたその女の許へ金を借りに出入して関係しているうちに...
田中貢太郎 「一握の髪の毛」
...子供の襁褓(むつき)を干す梵妻も居まいからというので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...朝夕の世話をすることになっていた女ですからねエ」「梵妻(だいこく)になるつもりだったのかい」「とんでもない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...祭司長の梵妻(おだいこく)の家の門前でとまった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それは梵妻(おだいこく)の不在の時に限るのだが)や...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...「ぢやあ、お前なんだね、古狸め、」と、織匠(はたや)の女房に詰め寄りながら、梵妻が喚いた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...その妙善の梵妻(だいこく)が...
本田親二 「□本居士」
...おときは昼間梵妻にしつっこく悩まされる事を訴えるのであった...
水上滝太郎 「果樹」
...うけこたえばかりしているおときもひそかに自分の夫をほこる心持をまじえて梵妻に話した...
水上滝太郎 「果樹」
...声を震わせて梵妻(だいこく)が現われた...
水上滝太郎 「果樹」
...梵妻はどこまでもと追かけて行ったが...
水上滝太郎 「果樹」
...梵妻(だいこく)は漸(ようや)く戻って来た...
水上滝太郎 「果樹」
...あの梵妻さんも随分(ずいぶん)だわ...
水上滝太郎 「果樹」
...梵妻のどぎつい態度を非難した...
水上滝太郎 「果樹」
...梵妻さんだの梵妻だのと云った...
水上滝太郎 「果樹」
...下では梵妻と娘が茣蓙(ござ)の四隅を持ち...
水上滝太郎 「果樹」
...」馬鹿馬鹿しい梵妻の浅智恵を忌々しく思うのを通り越して...
水上滝太郎 「果樹」
...髪の毛を切って梵妻(だいこく)にしてくれるからここへ出て来いっ」寝てもいられない...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??