...梵音(ぼんのん)妙(たへ)に深くして...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...禅は梵語(ぼんご)の禅那(ぜんな)(Dhyana)から出た名であってその意味は静慮(じょうりょ)である...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...三井園城寺大日経真言梵本一冊...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...入相(いりあひ)の鐘の音(ね)に梵缶(ぼんふう)の響き幽(かすか)なるも哀れなり...
高山樗牛 「瀧口入道」
...ぬっと立っている仏像と梵字の碑が...
豊島与志雄 「地水火風空」
...梵字が書いてあって...
直木三十五 「南国太平記」
...梵網経(ぼんもうきょう)の中にも飲酒戒(おんじゅかい)第二とございまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...梵字と経文の卒都婆の半分を...
中里介山 「大菩薩峠」
...南京木綿の表を付けた兎皮の外套(トゥループ)を著こんだ梵妻(おだいこく)が...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...よほど古くより梵土で伏蔵を掘って国庫を満たす事が行われたので...
南方熊楠 「十二支考」
...梵語アース(迅速)...
南方熊楠 「十二支考」
...昔波羅奈国の梵誉王...
南方熊楠 「十二支考」
...あたかも仏教に梵教の諸天を入れたごとく...
南方熊楠 「十二支考」
...千人の梵士を供養してヴィシュヌに祈り...
南方熊楠 「十二支考」
...いかに自分達夫婦の心を楽しくさせるかを梵妻に話した...
水上滝太郎 「果樹」
...無常とは梵語で輪廻の意味だと云ふことも知り始めた...
横光利一 「無常の風」
...梵天(ぼんてん)の悪魔に化(け)すかも知れず...
吉川英治 「親鸞」
...彼の全身が梵鐘(ぼんしょう)のように鳴って四辺(あたり)の寂寞(じゃくまく)をひろく破ったせいであろう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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