...入口の梱(しきみ)に膝をついたのは...
芥川龍之介 「妖婆」
...問屋の男たちが道ばたで梱包(こんぽう)をしている表通りを避けて...
高見順 「いやな感じ」
...重い梱(こり)を肩にしてうつむき加減に搬(はこ)んでゐる仙吉の目の下に大きな手がその日の給料をのせてさし出された...
武田麟太郎 「反逆の呂律」
...背にかついでる大きな梱(こり)の中には...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...梱(こり)をかついで出かけてしまった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...例の梱(こり)を背負ってるゴットフリート叔父(おじ)のおかしな影を見つけた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...甘味品や煙草の大梱を山ほど積みこんだが...
久生十蘭 「ノア」
...驚くような乱梱(らんごうり)をつくって...
久生十蘭 「ノア」
...運送会社の集荷係が宅扱いの最後の梱包を運びだすと...
久生十蘭 「肌色の月」
...絹緞(けんどん)と翡翠(ひすい)の梱包が半分以上残っているが...
夢野久作 「名娼満月」
...荷梱(にごり)にして数個...
吉川英治 「私本太平記」
...何かと荷梱(にごり)をまとめているのに...
吉川英治 「新書太閤記」
...荷梱(にごり)は馬の背に...
吉川英治 「新書太閤記」
...大きな旅梱(たびごり)を担(かつ)いで...
吉川英治 「新・水滸伝」
...十一梱(こり)の強力(ごうりき)やほかの兵も一つの峰の背へ取ッつくやいな...
吉川英治 「新・水滸伝」
...家財諸道具が荷梱(にごり)で七十箇...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...「あ、あ……」露八は、一日の根気をいちどに疲らして、荷梱の下へ、べたっと、坐ってしまった...
吉川英治 「松のや露八」
...店先に幾山も積んである荷梱(にごうり)の一つへ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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