...二十歳の彼は書棚にかけた西洋風の梯子(はしご)に登り...
芥川龍之介 「或阿呆の一生」
...またゝく間に急な梯子を夜の底へかけ下りた...
芥川龍之介 「羅生門」
...そのしほんに梯子段(はしごだん)を持たせて...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...上らば必ず得(う)べき立身の梯子(はしご)に足踏みかけて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...表梯子から二階へ上った蝶子は壁際のボックスに坐(すわ)っている二人連れの客のところへ剰銭を持って行き...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...片手と片足とをその縄梯子にかけた時...
中里介山 「大菩薩峠」
...真暗な梯子段(はしごだん)を先に立って案内してくれる...
中谷宇吉郎 「I駅の一夜」
...現に梯子段(はしごだん)から手を離しかけた...
夏目漱石 「坑夫」
...間違いもなく縄梯子(ばしご)の跡だ...
野村胡堂 「音波の殺人」
...狹いが確りした梯子(はしご)を二階へ案内しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...エッゲおよび全装置の働きを十分に評価することがおできになるでしょうね?」将校は梯子の上に飛びのって...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...船と波止場を繋ぐ板梯子(ギャングウエイ)は一つを残して凡べて引き下ろされた...
牧逸馬 「運命のSOS」
...つぎ竿の先で梯子の一端を「幸福を宿す木」が私達のために緑の葉を拡げてゐる――樅の枝に辛うじて懸けることが出来た...
牧野信一 「寄生木と縄梯子」
...重い梯子を横にたふして...
宮原晃一郎 「賢い秀雄さんの話」
...みんなが梯子がなくってお気の毒とからかいました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この子供にはこれこれのことが適当だろうとまだこわれもしない人生の算梯(そろばん)をはじくのである...
室生犀星 「しゃりこうべ」
...船梯を懸けたりする多忙な中でも...
横光利一 「旅愁」
...二階三階へあがる梯子(はしご)は...
吉川英治 「神州天馬侠」
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