...のみならず舷梯(げんてい)を上下するのは老若の支那人ばかりだった...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...釜場の梯子を上って行った...
海野十三 「電気風呂の怪死事件」
...裏梯子から歸つて行つた...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...あやうく梯子の穴の端で踏みとどまって...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...急な段梯子を上る間(ま)も胸がドキ/\した...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...松陰梯(はしご)に躍(おど)ってその梯に在り...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...どうするかと見ていた梯子の問題は...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分が梯子乗りをしていたところへ来て見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...同じ梯子段から逃げるなどといふことは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...梯子(はしご)段の下には用人が寢て居るし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...主人勘十郎が刺されて居る梯子段の下へ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...梯子の下にも足跡はないだらう」「それがどうしたんです」「下手人は二階に居た姉のお清と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...逞しい縄梯子(なわばしこ)でも用意しなければならないわけです...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...「必(きっ)と本田さんだよ」ト言いながら狼狽(あわ)てて梯子段(はしごだん)を駈下(かけお)りてしまッた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...梯子段(はしごだん)の下(した)へ!』『それは間違(まちが)つてる』と芋蟲(いもむし)が云(い)ひました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...梯梧の木にはのぼらなかった...
山之口貘 「梯梧の花」
...――数珠梯子が」――と...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「お嬢さん――」梯子(はしご)の下から呼んだけれど...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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