...あっと言う間に俺の脚は梯子段の七段目を踏み抜いてしまった...
芥川龍之介 「馬の脚」
...或時は回向院の大銀杏へ梯子もかけずに登ることだつた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...疾(はや)くその舷(ふなばた)に昇る梯子(はしご)かとばかり...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...舷梯(げんてい)をよじて...
高浜虚子 「別府温泉」
...梯子の下に自分がいて、これから登ろうとして見上げているのか、それとも、梯子の上にいて、これから降りようとしているのか、どう考えてもわからない...
寺田寅彦 「柿の種」
...庸三は勝手元の廊下にある梯子段(はしごだん)を上り...
徳田秋声 「仮装人物」
...第四階梯の夫を頭に持つことが当然であるだろう...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...須磨子なども寄ってたかって高い処へ押し上げてしまってそうして梯子(はしご)を引いたような形だから...
中里介山 「生前身後の事」
...梯子伝(はしごづた)いにわっと集まって来ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「ばかにしてやがら」梯子の上から一足に飛び下りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分はまたこの梯子へ移った...
夏目漱石 「坑夫」
...梯子の途中で、ええ忌々(いまいま)しい、死んじまえと思った時は、手を離すのが怖(こわ)くも何ともなかった...
夏目漱石 「坑夫」
...茂助は梯子の係りとして...
牧逸馬 「舞馬」
...婆羅門僧の修行には四つの階梯(かいてい)がある...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...綱の手すりにつかまって舷門梯をおりてゆきながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...危なかしい吊梯子(つりばしご)を...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...今梯子をかけてあげるから...
宮原晃一郎 「賢い秀雄さんの話」
...二階三階の梯子(はしご)まではずした上...
吉川英治 「神州天馬侠」
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