...梧桐(ごとう)が茂り...
犬養健 「朧夜」
...碧梧桐君もその頃は殆ど余と同身一体のような有様であった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...――碧梧桐君は一年休学したために中学の卒業は余よりも一年遅れその頃まだ京都へは来ていなかったのである...
高浜虚子 「子規居士と余」
...そのうち碧梧桐君は居士の家に止まり余は小石川武島町に新世帯を持っている新海非風君の家に同居することになった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...碧梧桐君は母堂を伴って東京にかえり...
高浜虚子 「子規居士と余」
...碧梧桐君も同様であったように記憶する...
高浜虚子 「子規居士と余」
...碧梧桐君初め多くの同人の頭には...
高浜虚子 「子規居士と余」
...余はとにかく近処にいる碧梧桐...
高浜虚子 「子規居士と余」
...この梧桐(あおぎり)は画面の外にあるか...
寺田寅彦 「庭の追憶」
...そして梧桐の葉がぼっと燃え上った時に...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...五分刈(ごぶが)りが七分ほどに延びた頭を薄ぎたない枕の上に横(よこた)えていた高柳君はふと眼を挙(あ)げて庭前(ていぜん)の梧桐(ごとう)を見た...
夏目漱石 「野分」
...悲しき秋は必ず梧桐から手を下(くだ)す...
夏目漱石 「野分」
...梧桐(あおぎり)の緑を綴(つづ)る間から西に傾く日が斑(まだ)らに洩(も)れて...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...梧桐(あおぎり)の広葉が眼の下に見え...
本庄陸男 「白い壁」
...この時虚子(きょし)が来てくれてその後碧梧桐(へきごとう)も来てくれて看護の手は充分に届いたのであるが...
正岡子規 「くだもの」
...かねて碧梧桐が案内知りたる汽車道に出でて土筆狩を始めたそうな...
正岡子規 「病牀苦語」
...その後碧梧桐が郊外から背の低い菜種(なたね)の花を引き抜いて来て...
正岡子規 「病牀苦語」
...第五子は碧梧桐(へきごとう)...
正岡子規 「墨汁一滴」
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