...梧桐(あをぎり)...
芥川龍之介 「雑筆」
...碧梧桐(へきごとう)...
高浜虚子 「五百句」
...梧桐の葉の微かに揺ぐのを眼にしつゝ...
田山録弥 「海をわたる」
...「赤い椿白い椿と落ちにけり」(碧梧桐)でも父の説に従えばなるほど「言うただけ」である...
寺田寅彦 「俳諧瑣談」
...それは同郷の河東碧梧桐氏...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...なお碧梧桐氏が全国を巡遊するに至って...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...三坪ほどの荒庭(あれにわ)に見るべきものは一本の梧桐を除いてはほかに何にもない...
夏目漱石 「野分」
...子規や碧梧桐等のいろいろな話を聞かせてくれた...
野口雨情 「小川芋銭先生と私」
...乳あらはに女房の単衣(ひとへ)襟浅きの碧梧桐と...
野村胡堂 「胡堂百話」
...風もないのに梧桐の一葉はハラリと地に落ちた...
牧野信一 「悲しき項羽」
...五月雨や木曾は一段の碓氷嶽 碧梧桐上野より汽車にて横川に行く...
正岡子規 「かけはしの記」
...余はどうしても俳句として採ることが出来ぬと思ふやうな句をいつでも碧梧桐が採るといふ事を知つて居る...
正岡子規 「病牀六尺」
...余り平凡なる句を何故に碧梧桐が選びしかと疑はるるのでよくよく考へて見た末全く中七字が尋常でないといふ事が分つた...
正岡子規 「病牀六尺」
...碧梧桐(へきごとう)は天狗(てんぐ)住んで斧(おの)入らしめず木の茂りの句善しといひ虚子(きょし)は柱にもならで茂りぬ五百年の句善しといふ...
正岡子規 「病牀六尺」
...或は碧梧桐の膝に上る...
子規 「闇汁圖解」
...わが邦の梧桐(ごどう)の類に近きボムバ科に属し...
南方熊楠 「十二支考」
...そうして梧桐(あおぎり)のようなあの大きな葉は...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...梧桐(あおぎり)の下に...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索