...然ルガ故ニ汝等ハ此ノ状ヲ見ミ次第死ヲ覚梧シテ生前ノ広言ヲ愧ズル事勿レ...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一三年六月号)」
...会者、鳴雪、句仏、六花(りっか)、碧梧桐、乙字、碧童、松浜...
高浜虚子 「五百句」
...ちょっと伺いますが碧梧桐君はもう東京へは来らんですぐ行脚にとりかかりますか...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...梧桐の葉の微かに揺ぐのを眼にしつゝ...
田山録弥 「海をわたる」
...この石燈籠のわきにあった数本の大きな梧桐(あおぎり)を細引きで縛り合わせた...
寺田寅彦 「庭の追憶」
...梧郎の部隊は果して...
豊島与志雄 「沼のほとり」
...一ヶ月して梧郎は復員になり...
豊島与志雄 「沼のほとり」
...あやしげな机に頬杖(ほおづえ)を突いては朝な夕なに梧桐(ごとう)を眺(なが)めくらして...
夏目漱石 「野分」
...きのふ朝倉屋より取り寄せ置きし画本を碧梧桐らと共に見る...
正岡子規 「病牀六尺」
...碧梧桐がその亡兄黄塔(きとう)の硯を持つて来て貸してくれた...
正岡子規 「病牀六尺」
...すると碧梧桐の答へは...
正岡子規 「病牀六尺」
...しかして碧梧桐後者を取らず虚子前者を取らず...
正岡子規 「病牀六尺」
...碧梧桐評の中にこの句は乙二(おつに)調だとか...
正岡子規 「病牀六尺」
...笏梧朗は、足音を忍ばせ家のなかへはいると、童子は、すぐに見付けた...
室生犀星 「後の日の童子」
...石田梧堂、名は道(だう)、字(あざな)は士道と註してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...梧堂は籔下辺に住んでゐたのではなからうか...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...梧陰存稿(ごいんそんかう)の中に...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...庭前の梧桐も、百合も、アカシヤも一様に同じいのちの懐しさに顫いてゐる...
吉田絃二郎 「沈黙の扉」
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