...芭蕉や梧桐も、ひつそりとして葉を動かさない...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...たとふれば独楽(こま)のはぢける如くなり三月二十日 『日本及日本人』碧梧桐追悼号...
高浜虚子 「五百五十句」
...碧梧桐君も余もだんだん学校へは足を向けなくなった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...それもよく見ておるとお前一人の時はそれほどでもないが秉公――碧梧桐――と一緒になるとたちまち駄目になってしまうように思う...
高浜虚子 「子規居士と余」
...余と碧梧桐君とは居士の意を酌(く)んで...
高浜虚子 「子規居士と余」
...この梧桐(あおぎり)は画面の外にあるか...
寺田寅彦 「庭の追憶」
...不折や虚子や碧梧桐を相手に色々批評したり...
寺田寅彦 「明治三十二年頃」
...梧郎は声を立てて喜びました...
豊島与志雄 「沼のほとり」
...例の梧桐(ごとう)が坊主(ぼうず)の枝を真直(まっすぐ)に空に向って曝(さら)している...
夏目漱石 「野分」
...此處から碧梧桐(あをぎり)の葉に邪魔され乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...(七月二十二日)七十二○先日『週報』募集の俳句の中に京極(きょうごく)や夜店に出づる紙帳売(しちょううり)といふが碧梧桐の選に入つて居つた...
正岡子規 「病牀六尺」
...(六月一日)この頃碧梧桐(へきごとう)の俳句一種の新調をなす...
正岡子規 「墨汁一滴」
...碧梧桐が一種自家の調をなすはさすがに碧梧桐たる所以(ゆえん)にして余はこの種の句を好まざるも好まざる故を以てこれを排斥せんとは思はず...
正岡子規 「墨汁一滴」
...しかし長井金風さんの獲た春水の「万松院雅集贈梧屋道人」七絶の箋に裏書がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...石田梧堂の詩会で主人に贈つた作がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...うつさせて梧堂へ御見せ可被下候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...梧堂は石田道である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...梧陰存稿(ごいんそんかう)の中に...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
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