...(勿論かう言ふ短詩の作家、河東碧梧桐、中塚一碧楼、荻原井泉水等の諸氏の作品にも佳作のあることは事実である...
芥川龍之介 「発句私見」
...今度は碧梧桐君と相携えて再び京都に出た...
高浜虚子 「子規居士と余」
...それもよく見ておるとお前一人の時はそれほどでもないが秉公――碧梧桐――と一緒になるとたちまち駄目になってしまうように思う...
高浜虚子 「子規居士と余」
...」『菜花集』というのは碧梧桐君などと共に拵(こしら)えた小説の回覧集であったのである...
高浜虚子 「子規居士と余」
...碧梧桐君に対しても余に対しても...
高浜虚子 「子規居士と余」
...この石燈籠のわきにあった数本の大きな梧桐(あおぎり)を細引きで縛り合わせた...
寺田寅彦 「庭の追憶」
...長髪で没表情な大田梧郎が...
豊島与志雄 「波多野邸」
...昼間は暇な大田梧郎がその仕事に当った...
豊島与志雄 「非情の愛」
...この看護には碧梧桐氏や虚子氏も加わったのである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...まして爽かなる夏の既に行きいたれゝば梧桐の夏をすがしみをり/\は疊の上にねまく欲りすも熱少したかけれどもたま/\出でありくこともありあかしやの花さく蔭の草むしろねなむと思ふ疲れごゝろに鍼の如く 其の二一五月二十二日夜...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...此處から碧梧桐(あをぎり)の葉に邪魔され乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは一昨年の春東宮(とうぐう)の御慶事があった時に予が鉢植のおだまきを写生して碧梧桐に送り...
正岡子規 「病牀苦語」
...しかしながらこの句の句法に至つては碧梧桐青々などのよく作るところで余は平生より頭ごなしに排斥してしまふ方であつたから...
正岡子規 「病牀六尺」
...碧梧桐と数へて来ても...
室生犀星 「俳句は老人文学ではない」
...梧堂の居る所は小西湖亭と名づけ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...梧堂つてにて御逢被成候ひしや...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...宗伯は相貌魁梧で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...梯梧の花の季節になるのである...
山之口貘 「梯梧の花」
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