...唯僕は梅若丸の幽霊などの出ないことを少しも不服に思はなかつた...
芥川龍之介 「金春会の「隅田川」」
...肴屑(さかなくず)俎(まないた)にあり花の宿語り伝へ謡ひ伝へて梅若忌(うめわかき)忌日(きじつ)あり碑あり梅若物語四月十一日 大崎会...
高浜虚子 「五百五十句」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...先代梅若実翁の笠の段があつた...
中勘助 「能の見はじめ」
...これがきつかけとなつて私は観世の家元と厩橋の梅若...
中勘助 「能の見はじめ」
...梅若丸の塚のあるお寺は...
正岡容 「下町歳事記」
...梅若は十六日があはれなりよしや涙雨しげくふるとも...
正岡容 「下町歳事記」
...人情噺にもありそうな「梅若礼三郎」とか「佐原の喜三郎」とか「め組の喧嘩」とか「敷島文庫」とか...
正岡容 「寄席」
...梅若様の日として休みまた神祭をすることは...
柳田国男 「年中行事覚書」
...この日を梅若の供養という習わしがすでにあって...
柳田国男 「年中行事覚書」
...四九梅若忌(うめわかき)特に三月十五日の日に祭をする風があるか...
柳田国男 「年中行事覚書」
...梅若さまという日はいつか...
柳田国男 「年中行事覚書」
...明治の芸界には幾多の名人上手がそろっていて、能界には宝生九郎、梅若実、桜間伴馬、梨園には団十郎、菊五郎、左団次、団蔵、そのほかの各方面とも、それぞれ名人級の人々に乏しくなかった...
山本笑月 「明治世相百話」
...梅若(うめわか)が人買に殺されたという隅田川か...
吉川英治 「篝火の女」
...梅若が不出来であったというので...
吉川英治 「新書太閤記」
...わけて幸若の舞は、もう一さし見たいほどである」と讃辞を言伝(ことづ)けさせ、梅若、幸若のふたりへ、金子(きんす)百両、帷子(かたびら)五十を祝儀(はな)として贈りとどけた...
吉川英治 「新書太閤記」
...梅若太夫の首を刎(は)ねい」という叱責(しっせき)が...
吉川英治 「新書太閤記」
...幸若同様に梅若へも...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??