...のみならず工事中の鉄橋さへ泥濁りに濁つた大川の上へ長々と橋梁(はしげた)を横たへてゐた...
芥川龍之介 「本所両国」
...正造は旬日ののち梁田の事務所へ移った...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...これをインド人は世界の背梁骨だといっている...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...朝の十一時頃にはもうその山の背梁も越え終って...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...梁川は永遠の真理を趣味滴る如き文章に述べた」などの語があった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...詩人梁川星巌の不忍池畔に居ったのは天保十年の夏より冬に至る間のことで画家酒巻立兆なるものの家に寓していたのである...
永井荷風 「上野」
...鼻梁(はなばしら)を横に切られた折助の一人が...
中里介山 「大菩薩峠」
...お城大工の棟梁泉田筑後とその妻の操の身の上をあんじて...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...それを梁に吊して逃げ帰ったのです」「封印を何のために破ったのだ」「石田様...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...俺は納戸の窓寄りに梁(はり)があるだらうと言つた筈だ」「へエ」「その梁へ掛け矢を吊し...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...土藏の梁(はり)に掛けて置きますが」「すると?」「癪にさはるが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...焼け落ちた家いえの梁(はり)や柱や...
山本周五郎 「柳橋物語」
...中国山脈の脊梁(せきりょう)から吹いてくるそよ風が鬢(びん)の毛(け)や...
吉川英治 「黒田如水」
...梁山泊一帯の木戸や地形...
吉川英治 「新・水滸伝」
...梁山泊のために働いているらしい様子なども...
吉川英治 「新・水滸伝」
...巨材の梁(はり)が縦横に組まれてある...
吉川英治 「日本名婦伝」
...源氏の人々から弓矢の棟梁...
吉川英治 「源頼朝」
...今まで職工頭をのせていた梁は支えきれなくなって...
吉田甲子太郎 「秋空晴れて」
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