...二自分が前に推賞した橋梁と天主閣とは二つながら過去の産物である...
芥川龍之介 「松江印象記」
...割竹でしっかりと脊梁をしめつけた屋根を示している...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...彼の身体は梁でささえられている...
海野十三 「三十年後の世界」
...康有為は同志の梁啓超(りょうけいちょう)らと共に危く殺害からのがれて...
太宰治 「惜別」
...御をぢの国経大納言の室(しつ)は在原棟梁(ありわらむねやな)の女なりけるを...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...ある一つの大きな全体の二つの部分であってその両者の間をつなぐべき橋梁(きょうりょう)の存在が可能であるということが想像されて来るのである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...然るに此の陸行一月の字は魏略及び三國志より出でたる梁書...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...即ち橋梁の便宜を得るに従ってやがては廃絶すべきものであろう...
永井荷風 「日和下駄」
...丁子風呂の方の御用件で――」棟梁は丁寧に挨拶しながらも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...空洞になった横梁の中心へ...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...大工の棟梁がくれた)をひっかけて国が着手しました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そして幸太が頭梁(とうりょう)の養子ときまったからには...
山本周五郎 「柳橋物語」
...かの梁中書には岳父(がくふ)にあたるひとである...
吉川英治 「新・水滸伝」
...梁山泊の暴徒が、先頃から北京府(ほっけいふ)の城をかこんで、良民を苦しめておる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...梁山泊へ持ち帰った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...雪に埋もれた深夜の棟(むね)や梁(はり)が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...四大工棟梁(とうりょう)の広瀬大膳(だいぜん)は...
吉川英治 「親鸞」
...本阿弥(ほんあみ)光悦の家で見た梁楷(りょうかい)の栗鼠(りす)に落栗の図を観(み)――その粗朴なうちに持つ王者の気品と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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