...見れば薄暗い天井の梁には...
芥川龍之介 「上海游記」
...のみならず本を開かぬ時にも替レ天行レ道の旗や景陽岡の大虎や菜園子張青の梁(はり)に吊(つ)った人間の腿(もも)を想像した...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...共産党に跳梁の間隙を与え...
浅沼稲次郎 「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」
...舷の梁上(はりうえ)に留めると...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...梁木に昇らされる日は...
海野十三 「恐怖について」
...鼻梁(びりょう)は太く長いが...
高村光太郎 「九代目団十郎の首」
...と読みかけた時拍手(はくしゅ)の音が急に梁(はり)を動かして起った...
夏目漱石 「野分」
...魚売りの娘がその棟梁の囲(かこ)い者(もの)となりていずれも出世と心得たに異ならぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...前者は自我や個性の跳梁(ちょうりょう)により...
柳宗悦 「工藝の道」
...彼はその廣い額を梁に打ちつけた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...彼の知る尹賞(いんしょう)と梁緒(りょうしょ)へ宛てたものである...
吉川英治 「三国志」
...梁山泊が近いからである...
吉川英治 「新・水滸伝」
...梁山泊(りょうざんぱく)の仲間からひまをもらって...
吉川英治 「新・水滸伝」
...梁山泊(りょうざんぱく)の寨兵(さいへい)にぶつかったんだろ」「まるで戦争支度でしたよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いやさ今では梁山泊のお一人だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...おまけにご主人は梁山泊に入って賊の副統領になったから再び北京にもどることはない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...梁の朱(しゅい)...
吉川英治 「親鸞」
...「じゃ、まあ、それはいいとして……」と、匙(さじ)を投げて「由岐(ゆき)の浜(はま)へあがってからどうしていた?」「あっしはすぐに、潮水浸(しおびた)しになったお両人(ふたり)の刀を、大黒宗理の所へ頼んでくれと渡されて、棟梁と別れました」「そこは?」「八幡様の森でした」「弦之丞と口をきいたか」「あっしがいる間(うち)は、棟梁もその人も、黙りあっておりました...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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