...一方査定会一派の動きも翌年三月までに足利町及び吾妻、毛野、富田、小俣、坂西、梁田、筑波、山辺の村々を徐々に蝕んで、それぞれ総代と称する者たちが契約書に捺印した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...康有為は同志の梁啓超(りょうけいちょう)らと共に危く殺害からのがれて...
太宰治 「惜別」
...ごく大きな押さえの梁(はり)をもガラスのように砕く...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...都会の大道には橋梁の便あつて...
永井荷風 「水 附渡船」
...このいわゆる「切支丹」訂正「西洋」大奇術の一座の頭梁株(とうりょうかぶ)とも総支配人とも覚しいのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...一匹の悪魔の跳梁には差しつかえのない闇の空間が与えられている――ただし...
中里介山 「大菩薩峠」
...その連人たる者はすべて「一座棟梁の習道を本として...
野上豊一郎 「演出」
...兩國の橋梁(げた)とか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...梁(はり)の上の鐵砲の火皿に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...凶賊黒旋風の跳梁(ちょうりょう)は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...梁の臼の仕掛けが出来るかな」八五郎も引いては居ません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...陰々として草木が密生する地上を爬虫類のみが徒らに跳梁する光景が残されるばかりではあるまいか...
原民喜 「平和への意志」
...われ汝の堕梁の厄を救うと書き付けたを見て...
南方熊楠 「易の占いして金取り出だしたること」
...棟梁(とうりょう)だからえらくって叩き大工だから能なしだなんてこたあねえ...
山本周五郎 「さぶ」
...それは各組の頭(かしら)と棟梁(とうりょう)の按配(あんばい)にまかせおく...
吉川英治 「新書太閤記」
...「すべてこれは梁山泊へ運び入れよう」軍師の呉用は言ったが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...秋も半ば過ぎ――梁山泊では...
吉川英治 「新・水滸伝」
...梁(はり)や柱がさけぶのだった...
吉川英治 「親鸞」
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