...水落ちて魚梁浅く...
會津八一 「一片の石」
...そしてその墮落の原因を惡文藝の跳梁に歸してゐる...
石川啄木 「文藝中毒」
...活溌になるであろうと識者は見ている”“――汎米連邦における敵国スパイの跳梁(ちょうりょう)は...
海野十三 「地球要塞」
...梁は言った...
田中貢太郎 「西湖主」
...論者はよろしく梁山泊(りょうざんぱく)の世界を求めてこれに赴くべきなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...これを梁川緯に致せしに...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...芝山の大梁師の序文によれば...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...之を夜の日食と解したのは穀梁傳のみであるが...
内藤湖南 「平安朝時代の漢文學」
...例の盧生(ろせい)の邯鄲(かんたん)の夢――黄梁(こうりょう)の饌(せん)の出来る間に五十年の栄華を夢みたという話なども...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...明日はその絵図面を龍(たつ)の口(くち)に持参、公儀のお許しを願い出ようという時、棟梁の藤兵衛は、自分の引いた絵図面の中に気に入らないところがあるから、ほんのしばらく拝見したい――と、石津右門の渋るのも構わず末広町の自宅に持って帰り、一と晩止めて、ほんの少しばかり手を入れた上、翌(あく)る日は上屋敷に持参、家老石津右門と、用人大垣伊右衛門立会の上、開いて見ると、これが真っ赤な偽物、――奥州のお城の絵図面とは似も付かぬ、藤兵衛が江戸で請負をした、寺や屋敷の絵図面と変っていたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...念のために梁庵(りやうあん)先生に訊くと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...江戸の街もやがて悪魔の跳梁に都合の良い...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...梁(はり)からブラ下がつた繩に首を引つ掛けて見てくれ」「へエ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...やはり婦人のうちなる暴君か奴隷かが跳梁して...
宮本百合子 「異性の間の友情」
...たっぷり呑ませてやるからついて来な」「若頭梁は口が悪くっていけねえ」話しごえはそのまま遠のいていった...
山本周五郎 「柳橋物語」
...――いま長安宮中に柏梁台(はくりょうだい)を建て...
吉川英治 「三国志」
...他の棟梁も職人たちも...
吉川英治 「新書太閤記」
...怪我人を梁へしばりつけるんだ...
吉田甲子太郎 「秋空晴れて」
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