...大きな麦桿(むぎわら)の海水帽をかぶって...
有島武郎 「或る女」
...もうこのうえ操縦桿を握っていることが意味なしと思ったからである...
海野十三 「宇宙戦隊」
...あれは蚕(かいこ)が糸をくりだすのと同じ理屈で桿が製造され...
海野十三 「海底都市」
...青江三空曹は桿(かん)をぐっとひいた...
海野十三 「怪塔王」
...博士自身が操縦桿をにぎっているが...
海野十三 「火星兵団」
...「そこだッ!」ううーンと主桿を倒した瞬間に...
海野十三 「空襲葬送曲」
...輪心(ホイル・センター)や連結桿(コンネクチング・ロッド)に手足を引掛けられて全速力で全身の物凄い分解をさせられた場合なんぞは...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...ニストリの向桿(ポール)もジアンドロの向桿(ポール)も見る間にそこにぶっ倒れて...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...夢中で三本の気弁桿(きべんかん)を握った...
田中貢太郎 「飛行機に乗る怪しい紳士」
...世の中の槓桿(てこ)とも言うべき種族の本能以外には...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それが麦桿からの息で...
豊島与志雄 「女客一週間」
...」「槓桿をそれに通しましょう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...少なくとも六尺くらいの槓桿(てこ)がいりますでしょう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...桿(かん)の通りが碌(ろく)でもないことになると...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちょうど三百両を取出して財布に入れ平次が推察した通り竹桿の先に引っ掛けて隣の庭に入れたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おれの画桿(がかん)の大戟のほうだ」と...
吉川英治 「三国志」
...長桿(ちょうかん)の矛(ほこ)をとって...
吉川英治 「三国志」
...桿を試す「旗差物(はたさしもの)の桿(さお)の良否を試しとうござるが――」と...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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