...葉子は清潔な銀の匙(さじ)に少しばかりソップをしゃくい上げて貞世の口もとにあてがった...
有島武郎 「或る女」
...口にあるだけのソップをしいて飲みこんだ...
有島武郎 「或る女」
...イソップ爺(じじい)に金のことはひとことも言うな...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...たとえば雑誌イソップにおけるオリヴィエやその仲間たちのように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何物にも欺かれていないと公言してる君のイソップ誌の連中のうちにも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ローソップ島の竹踊(クーサーサ)が最も目覺ましかつた...
中島敦 「環礁」
...イソップにもないような滑稽(こっけい)趣味がある...
夏目漱石 「三四郎」
...「どうもお待遠さま」津田の膳(ぜん)には二個の鶏卵(けいらん)と一合のソップと麺麭(パン)がついているだけであった...
夏目漱石 「明暗」
...肉の「ソップ」が通らぬとは...
福澤諭吉 「肉食之説」
...ソップ殻の肉を噛むやうな...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ソップは来て居るのぞなというた...
正岡子規 「九月十四日の朝」
...『イソップ物語』に鷲に子を啖われた熟兎樹を根抜きに顛覆(てんぷく)し鷲の巣中の子供を殺した話見え...
南方熊楠 「十二支考」
...これは『イソップ物語』に出たものだ...
南方熊楠 「十二支考」
...イソップの出来た時代はどういう時代であったのでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あかめし顔を汁(ソップ)盛れる皿の上に低(た)れぬれど...
森鴎外 「文づかひ」
...あかめし顔を汁(ソップ)盛れる皿(さら)の上にたれぬれど...
森鴎外 「文づかい」
...『随想録』最後の章(三の十三)の終りでアイソポス(イソップ)の故事をひいた後...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(a)アイソポス〔イソップ〕は稀に見る優れた著者であって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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