...貞世はそこにあったソップ皿(ざら)を臥(ね)ていながらひっくり返してしまったのだった...
有島武郎 「或る女」
...この方法は「二人の朋友と熊」というイソップ物語の話のなかの一人が熊の攻撃をのがれるために用いたもので...
丘浅次郎 「自然界の虚偽」
...ブレンキンソップという名前の男が来てその部屋に泊まった...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...「水っぱなみたいな薄いソップの水たきなんざ...
太宰治 「惜別」
...イソップ爺(じじい)に金のことはひとことも言うな...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...」それはソップの瓶であった...
豊島与志雄 「生あらば」
...内容はイソップの亀と鷹の話や狐と烏の話などと相通ずるものである...
豊島与志雄 「文学以前」
...三四郎は肉汁(ソップ)を吸いながら...
夏目漱石 「三四郎」
...「どうもお待遠さま」津田の膳(ぜん)には二個の鶏卵(けいらん)と一合のソップと麺麭(パン)がついているだけであった...
夏目漱石 「明暗」
...イソップ的な発展をとげたところへ...
久生十蘭 「だいこん」
...肉の「ソップ」が通らぬとは...
福澤諭吉 「肉食之説」
...イソップ物語のネズミの恩返しを忘れないでください...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...『イソップ物語』に鷲に子を啖われた熟兎樹を根抜きに顛覆(てんぷく)し鷲の巣中の子供を殺した話見え...
南方熊楠 「十二支考」
...『微生物を追う人々』と『支那イソップ物語』二三日内にお送り致します...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...毎日ソップを配達させてソップと牛乳ばかり沢山飲んでいるがなかなかまだ快方に向わん...
村井弦斎 「食道楽」
...(b)アイソポス〔イソップ〕はこんな物語をしている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...イソップ物語は古来多くの著名な挿絵をもつが...
柳宗悦 「工藝の道」
...口を開かないように牛乳やソップなぞいう汁を鼻から吸うようになりました...
夢野久作 「オシャベリ姫」
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