...桔梗(ききょう)や...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...梅鉢草、岩桔梗、四葉塩釜など一面に生いて、足を入るるに忍びざる心地す...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...桔槹(はねつるべ)がある...
田山録弥 「百日紅」
...この際にたとえば青竹送り筒にささげと女郎花(おみなえし)と桔梗(ききょう)を生けるとして...
寺田寅彦 「映画芸術」
...桔梗(ききょう)がかった色気の羽織を着て...
徳田秋声 「新世帯」
...新冨座桔梗会連中見物の約あり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...紫で彩られた桔梗(ききょう)...
中里介山 「大菩薩峠」
...桔梗(ききょう)...
夏目漱石 「門」
...寛平四年すなわち西暦八九二年に僧昌住(しょうじゅう)の著わした『新撰字鏡(しんせんじきょう)』に「桔梗...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...桔梗いろの大空がなんとそつくりそのいろに染めつくしてしまふので...
正岡容 「下町歳事記」
...かわるがわるきれいな桔梗(ききょう)いろのそらにうちあげられるのでした...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...桔梗十五銖、蜀椒十五銖汗...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...下流の宮津からも五里半の中央に選ばれたその日の曠場(はれば)たる桔梗(ききょう)河原には...
吉川英治 「剣難女難」
...まぎれもなき桔梗旗(ききょうのはた)を振り譟(さわ)いで」「なにっ...
吉川英治 「新書太閤記」
...――桔梗、よせよ、そんな悲しそうに、睫毛をふるわせるのは...
吉川英治 「平の将門」
...兄者人は、お体もすぐれぬ御様子ゆえ、どうか、ここを落ちて、御養生に努めてください」彼の弟等も、老臣の経明も、また主なる郎党にしても、すべてが、それを目睫(もくしょう)の急として、「桔梗さまも、御一しょに」と、いや応なく、疲れていない馬を選んで、馬の背へ、押しあげた...
吉川英治 「平の将門」
...(桔梗よ、わが子よ、因果は、こんなものだ...
吉川英治 「平の将門」
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