...坪内君が『桐一葉』を書いた時は団十郎が羅馬(ローマ)法王で...
内田魯庵 「明治の文学の開拓者」
...『桐一葉』は勿論(もちろん)『書生気質』のようなものではない...
内田魯庵 「明治の文学の開拓者」
...また坪内君の劇における功労は何百年来封鎖して余人の近づくを許さなかったランド・オブ・シバイの関門を開いたのであって『桐一葉』の価値を論ずるが如きはそもそも末である...
内田魯庵 「明治の文学の開拓者」
...六十になりて母無き燈籠(とうろ)かな明治三十九年送火(おくりび)や母が心に幾仏(いくほとけ)明治三十九年桐一葉(きりひとは)日当りながら落ちにけり僧遠く一葉しにけり甃(いしだたみ)明治三十九年八月二十七日 俳諧散心...
高浜虚子 「五百句」
...さそふ秋風に桐一葉の哀れを殘さざらんも知れず...
高山樗牛 「瀧口入道」
...もつともそれだけ vital force が残つてるのだらう!水をたゞようて桐一葉・夕焼うつくしい旅路もをはり□・青葉ふかくいち高い樹のアンテナ・ゆふべのラヂオの泣きたうなつた七月十一日四時前に起きた...
種田山頭火 「行乞記」
...坪内逍遥氏の「桐一葉」...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...狂言は桐一葉なり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...左団次の桐一葉(きりひとは)の舞台が瞼(まぶた)に浮かぶ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...俳句にては桐一葉(きりひとは)を秋季に用うるのみならず...
正岡子規 「俳諧大要」
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