...まずその地勢を案ずるに...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...博士はけしからんのか」「わしが案ずるところによると...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...案ずるに自治制度の實施は實に閣下の大功なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...案ずるに侯が政党の規律節制を説くは太だ善しと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...案ずるほどのことはありますまい...
豊島与志雄 「古木」
...四聲論の中に『經案ずるに』と書いてある...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...案ずるがほどのものはなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...退いてその由来を案ずると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...今何刻(なんどき)だろう?」「午刻(ここのつ)半(一時)でしょうね」八五郎は天文を案ずる恰好で答えます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...別に案ずるほどのことはなかったわけです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...つらつらことの参差(しんし)を案ずるに...
服部之総 「加波山」
...案ずるにこれこの所の海底鋸歯(きよし)の如き巌石より成れるが故に...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...熊楠案ずるにスエーデンで同心結(コンヌビァル・ノット)を結ぶ内...
南方熊楠 「十二支考」
...「僕のことはなにもなにも案ずるに及ばず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...物を案ずる様(さま)にて部屋の内をあちこち歩き...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...――案ずるなかれ...
吉川英治 「三国志」
...それにしても」「案ずるな光春...
吉川英治 「新書太閤記」
...案ずるより生むが易いといった体(てい)で...
吉川英治 「源頼朝」
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