...案ずるに、「ダス・ゲマイネ」の註釋などせよとの親切心より發せしお言葉ならむ...
太宰治 「「地球圖」序」
...案ずることもない...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...案ずるよりは産むが易いとやらで...
戸坂潤 「社会時評」
...案ずるに山縣侯は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...案ずるに自治制度の實施は實に閣下の大功なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...案ずるに憲政党内閣の破壊は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それは案ずるほどの事はなかったと見えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...別に案ずるほどのことはなかつたわけです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...つらつら案ずるところ...
久生十蘭 「魔都」
...私(ひそか)に案ずるに...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...そもそもこの名分のよって起こるところを案ずるに...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...「あんな喧嘩をしては帰るわけにもゆくまいね……」俺が久良の上を案ずると...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...熊楠案ずるに、『和漢三才図会』に家鶏日々一卵ずつ生むをその都度取り去れば幾つともなく生み続けて数定まらず、もし取らずに置けば十二卵を生んでやむとあるに拠(よりどころ)あるごとし...
南方熊楠 「十二支考」
...「僕のことはなにもなにも案ずるに及ばず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「しかれども案ずるに注連つるくしの略なるべし云々」とある...
柳田國男 「地名の研究」
...附句(つけく)を案ずる人たちは...
柳田国男 「木綿以前の事」
...ところが案ずるよりも生むが易いとはこの事だね...
夢野久作 「無系統虎列剌」
...曹休の前途を案ずる余り...
吉川英治 「三国志」
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