...地勢を案ずるに、こゝより西に下らば、裏山の一つ此方の谷を經て、今朝通りたる陣場ヶ原に出づるを得べし...
大町桂月 「妙義山の五日」
...案ずるに、「ダス・ゲマイネ」の註釋などせよとの親切心より發せしお言葉ならむ...
太宰治 「「地球圖」序」
...案ずることはございますまい……...
田山花袋 「道綱の母」
...アカイア族は案ずるに...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...案ずるよりは産むが易いとやらで...
戸坂潤 「社会時評」
...案ずるに憲政黨内閣の破壞は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...案ずるに此等の建議案中には間々国家的問題を含めるものなきに非ざれども...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...四聲論の中に『經案ずるに』と書いてある...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...それは案ずるほどの事はなかったと見えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...案ずるより生むは易(やす)いとでも言ったものか...
中里介山 「大菩薩峠」
...退いてその由来を案ずると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...依て窃(ひそか)に案ずるに...
福沢諭吉 「女大学評論」
...西洋諸国の史類を案ずるに...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...てんで加藤は村瀬の悲しみを案ずるどころではなかつた...
牧野信一 「女に臆病な男」
...案ずるより生むが易しで...
吉川英治 「黒田如水」
...曹休の前途を案ずる余り...
吉川英治 「三国志」
...わが本陣へ来るべし――との御意で」「案ずるな...
吉川英治 「新書太閤記」
...案ずるより生むが易いといった体(てい)で...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索