...「大きい方の子は既に人となつておりますから案ずることもございませんが...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...案ずるより生むが易(やす)し...
太宰治 「パンドラの匣」
...この分では大して案ずることはない...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...アカイア族は案ずるに...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...自ら畫策施設したるもの頗る多し斯くの如きは抑も何の感ずる所あるに由る乎案ずるに...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...――これは彼女の身を案ずる親切な意見で...
豊島与志雄 「庶民生活」
...案ずるより産むが易(やす)く...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは案ずるほどの事はなかったと見えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...退いてその由来を案ずると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...天文を案ずる形になっていたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...案ずるに、私が行たらば嘸(さぞ)ドウも大変な事を云うだろうと待受(まちう)けて居たに違いない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「あんな喧嘩をしては帰るわけにもゆくまいね……」俺が久良の上を案ずると...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...発句(ほく)案ずる事諸門弟題号の中より案じいだす是なきものなり...
正岡子規 「俳諧大要」
...「僕のことはなにもなにも案ずるに及ばず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今詩集に因りて其の行程を案ずるに先づ豊前に入り...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...医者ももう案ずるには及ばないと云うので...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「私が案ずるのはおまえのことだが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...案ずるをやめよ...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??