...案ずるに同日であるから...
泉鏡花 「婦系図」
...つぎに天候を案ずるに...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...地勢を案ずるに、こゝより西に下らば、裏山の一つ此方の谷を經て、今朝通りたる陣場ヶ原に出づるを得べし...
大町桂月 「妙義山の五日」
...何も案ずることはないな...
田山花袋 「道綱の母」
...『なアにそんなに案ずるには及ばない...
田山花袋 「道綱の母」
...案ずるに山縣侯は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...美津子さんのことを案ずる気持ちが次第に深くなってゆきました...
豊島与志雄 「花子の陳述」
...案ずるに現在の地点は汗山(ていかんざん)北方の山地に違いなく...
中島敦 「李陵」
...天文を案ずるように脹(ふく)れます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...天文を案ずる型になるのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...別に案ずるほどのことはなかつたわけです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...然るに本文の意を案ずるに...
福沢諭吉 「女大学評論」
...竊に其方法を案ずるに...
福澤諭吉 「人生の樂事」
...附句(つけく)を案ずる人たちは...
柳田国男 「木綿以前の事」
...今詩集に因りて其の行程を案ずるに先づ豊前に入り...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...医者ももう案ずるには及ばないと云うので...
山本周五郎 「日本婦道記」
...もう案ずることはないと思いますが...
山本周五郎 「風流太平記」
...案ずるところ、おれを城外へ誘い出そうとする曹操のわざといわせている流言にちがいない...
吉川英治 「三国志」
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