...案じるほどのことはないと思うけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...乳人が案じるのも無理はなかった...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...彼女の恐れているのはほんのうわべだけだということになりはすまいかという事実を案じるだけのたしかな理由を握つていた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...又人数を繰出しているかも知れぬ)二人の身の上を案じる外に(牧を討つために出た二隊までが恐らくは...
直木三十五 「南国太平記」
...念のため――」斉彬が「案じることはない...
直木三十五 「南国太平記」
...死んだ後も案じるには及ばないさ...
正宗白鳥 「假面」
...それくらいの事はかねての覚悟だ」「だが私はどうしたらいいのかしら? ……」「案じる事はない...
吉川英治 「江戸三国志」
...両親も体を案じる程だった...
吉川英治 「剣の四君子」
...呂布を疑って万一を案じるなら...
吉川英治 「三国志」
...案じる者どもの声だったか……」と...
吉川英治 「三国志」
...さばかりは案じるな...
吉川英治 「三国志」
...「案じるには及ばぬ」とのみで...
吉川英治 「新書太閤記」
...火などは焚(た)いていまいな」と火の用心を案じる者もあった...
吉川英治 「親鸞」
...案じるに及ばぬことをも」「承りました」「では」輿(こし)は...
吉川英治 「親鸞」
...そう案じることはねえ」という声は唐草銀五郎のほう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...飢えを思うと、城太郎の身にも及ぼして、「どうしたか」と、軽く案じる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ふと案じるらしく...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「おっ母(かあ)が案じるで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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