...嫂の声には義妹の容態の悪化を案じるよりも...
「草藪」
...……何も案じることはないわ...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...又人数を繰出しているかも知れぬ)二人の身の上を案じる外に(牧を討つために出た二隊までが恐らくは...
直木三十五 「南国太平記」
...「案じることもいらなんだな」と...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...案じることもない...
吉川英治 「黒田如水」
...いささかの奉公などしておるかどうか……それを案じる日はあったが」「宗矩の心得ちがいでございました...
吉川英治 「剣の四君子」
...「いつぞや、私より早馬をもってご帰途の途中に向けて劉表、張繍(ちょうしゅう)の両軍が嶮をふさいで待ちかまえている由をお報らせしたところ、丞相のご返簡には、――案じるな、我には必ず破るの計がある...
吉川英治 「三国志」
...ひそかに案じる者もあった...
吉川英治 「三国志」
...その辺のお覚悟もと」「案じるな...
吉川英治 「私本太平記」
...世の先を案じる者だが...
吉川英治 「私本太平記」
...宮闕(きゅうけつ)の安危を案じる面々が...
吉川英治 「私本太平記」
...後醍醐はおそばの廉子(やすこ)が案じるほど...
吉川英治 「私本太平記」
...尊氏の先途を案じるよりは...
吉川英治 「私本太平記」
...性善坊が案じるのもそれだった...
吉川英治 「親鸞」
...そう案じることはねえ」という声は唐草銀五郎のほう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...もう決して案じることはないぞ」「せっかくですが……弦之丞様...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お通と城太郎を案じる気持で...
吉川英治 「宮本武蔵」
...勝てるでしょうか」「案じるな...
吉川英治 「宮本武蔵」
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