...」倭将の一人――小西行長はずっと平壌(へいじょう)の大同館(だいどうかん)に妓生(ぎせい)桂月香(けいげつこう)を寵愛(ちょうあい)していた...
芥川龍之介 「金将軍」
...ただ行長は桂月香のこの宝鈴も鳴らないように...
芥川龍之介 「金将軍」
...桂月香と彼女の兄とはもう一度そこへ帰って来た...
芥川龍之介 「金将軍」
...不意(ふい)を打たれた金将軍は桂月香を小腋(こわき)に抱えたまま...
芥川龍之介 「金将軍」
...桂月香親子を殺すよりほかに仕かたはないと覚悟した...
芥川龍之介 「金将軍」
...金風々節皎々桂月...
高木敏雄 「比較神話学」
...桂月を罵(ののし)って...
太宰治 「虚構の春」
...登山の好きな桂月翁は...
田中貢太郎 「不動像の行方」
...桂月翁が小学校の講演をすまして二度目の登山をした後で...
田中貢太郎 「不動像の行方」
...その木像の戻って来るような和歌を詠んでくれと村の人が桂月翁に頼んでいた...
田中貢太郎 「不動像の行方」
...鏡花、一葉、風葉、宙外、蘆花、秋声、不倒などといふ創作家と、樗牛、桂月、嶺雲などといふ評論家が雨後の筍のやうに簇生(ぞくせい)して、小説と評論とを書いた...
田山録弥 「明治文学の概観」
...國文科の鹽井(雨江)大町(桂月)佐々(醒雪)英文科の上田(柳村――敏)であつた...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...桂浜は、高知近郊の遊覧地になっていて、坂本龍馬の銅像や、桂月、貢太郎の碑で、よく知られている...
中谷宇吉郎 「桂浜」
...大町桂月(けいげつ)...
野村胡堂 「胡堂百話」
...九月八日 (消印)〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(西沢笛畝筆「十和田湖と三羽浦秋色」の絵はがき)〕大町桂月が十和田を有名にしてから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...大町桂月がわけも分らず崇拝だったために依る...
吉川英治 「年譜」
...それにぼくは大町桂月論などというのを書いたことがある...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...ぼくと松林桂月くらいなものだ」と云ったりした...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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