...「お宅の格子戸、カッコいいですね...
...「夏場は、格子戸で風を通すと涼しいですよ...
...「その家は、格子戸があるから古風で素敵だなあ...
...「朝日が差し込む、格子戸の窓辺で読書するのが日課です...
...「台風が来たときに、格子戸から水が入ってくることがあるので、用心しています...
...格子戸の中の古ぼけた障子の色も...
芥川龍之介 「妖婆」
...少し奥まったところに格子戸(こうしど)の玄関が別にあった...
石原純 「左千夫先生への追憶」
...普通に開けば馬鹿にひどい金属性の音のする格子戸を...
江戸川乱歩 「心理試験」
...おくみは格子戸を開けに下りた...
鈴木三重吉 「桑の実」
...表の格子戸が、ばかに大きな音をたてて開かれた時、良一はほっと息をついた...
豊島与志雄 「椎の木」
...いきなりその格子戸に手をかけて...
豊島与志雄 「変な男」
...春雨(はるさめ)の格子戸(こうしど)に渋(しぶ)蛇(じゃ)の目(め)開(ひら)きかける様子といい...
永井荷風 「妾宅」
...格子戸(かうしど)づくりの小(ちひさ)い家(うち)ばかりでない...
永井荷風 「すみだ川」
...格子戸(こうしど)の内は真暗(まっくら)で...
永井荷風 「ひかげの花」
...玉子は思わず格子戸の外へ逃げ出すと...
永井荷風 「ひかげの花」
...夏の夕(ゆふべ)は格子戸の外に裸体で凉む自由があり...
永井荷風 「路地」
...平次の家の格子戸の前から...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...逃げ場を失つて逞(たくま)しい格子戸の中から...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「おれじゃよ」「今、開けます」内から掛けた鍵がはずされると、はげしく、格子戸が開いた...
火野葦平 「花と龍」
...格子戸の脇に「御仕立もの致します」といふ木札がさがつてゐた...
牧野信一 「奇友往来」
...左側の格子戸のある家を見た...
森鴎外 「雁」
...不細工な格子戸を嵌(は)めた...
森鴎外 「鶏」
...格子戸が明いて竹亭寒笑の声がした...
山本周五郎 「新潮記」
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